【自転車のブレーキの左右】右後ろ、左前が実に合理的【ロードバイク】

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普通、右レバーが前ブレーキじゃないの?

実は、右前左後のブレーキは世界的に見ると日本は少数派。

ルーツはというと…

ってそんなのはどうでもいい。

扱いやすいのは、果たしてどっちなのか。

当たり前だと思っていた右前左後ブレーキについて、掘り下げる。

ブレーキは速度をコントロールするもの
結論:右後、左前

ふつう自分で組み立てない限り、右前、左後であることに疑問すら感じない。

ところが、初めて組み立てるときには「どっちがどっち」なのかを確認するところで初めて気が付く。

ギア比、ステム長、クランク長、買った時のままだったら、すべてに疑問を持った方がいい。

こまかく自分用に仕上げていくのがスポーツバイクの基本。

ブレーキの前後問題もその一つ。

でも慣れるのは大変

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こまかなスピードコントロール

ブレーキはゼロイチじゃない

あくまで、ブレーキはスピードをコントロールするもの。

単に止まるという事じゃなく、スピードコントロールしやすくなければならない。

その役目はリアブレーキ

だから右手が利き手なら、右後左前がいい。

漠然と握るだけのブレーキ操作だと、滑らかに走れない。

スピードを減速する3つの方法

  1. ブレーキをかける
  2. ペダリングを止める
  3. ぺダリングを緩める

もちろん一番減速するのはブレーキをかけること。

でも、ペダリングを緩めるだけでも減速する。

特に複数人で走っていて、後ろに人がいるとき。

僅かな減速でも、後続に与える影響がある。

それくらいブレーキングは、神経質になるべき。

車でも、アクセルを踏んでるか、ブレーキ踏んでるか、どちらかの人の運手はキツイ。

自転車だとわかりにくいけど、同じこと。

雑なブレーキング
雑な減速

集団内なら危険だし、スピード回復のために余計なパワーを強いられる。

ブレーキングを、細かく滑らかにできるのは右後ろ。

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利き手でコントロール

利き手は、微妙な力加減を再現できる。

試してみれば明らか。

リアホイールがロックしないギリギリを、指先で感知できるのは利き手だけ。

車のブレーキペダルだとわかりやすい。

通常は、右足でアクセルとブレーキを操作する。

これを左足でブレーキ操作を試みると、全くうまくいかない

まるで運転初心者並みになる。

自転車のブレーキは、手で操作するからマシなだけ。

繊細なブレーキが必要なシクロクロス

実に頼りなく、細いタイヤでオフロードを走るシクロクロス。

コーナーでのグリップなんて超シビア。

だからブレーキングが雑だと簡単に滑る。

とくにフロントブレーキは、かけすぎに注意。

リアのブレーキ操作を、音で表現するなら

ジッジワー
スッスー
スーッギュ

ギュツって握るワンパターンのブレーキングではいけない。

こまかく神経質にブレーキングする必要がある。

この動作を左手でやろうとすると、苦しいレース中ではかなりムズイ

MTBタイヤのようなグリップは期待できない。

タイヤのグリップと相談しながらブレーキングできるのは利き手だけ。

だから、右後ろブレーキが有効。

関連記事>>>【ハンドルとサドルの落差】【脱初心者】初心者っぽいのはこのせいだった

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見た目の話

買った時のまま

大抵の人はブレーキが、右前左後であることに疑問を持ったりしない。

レースの動画で見たところで、細かいところまで見えないし、プロバイクの写真を見たって気付かない。

でも、リムブレーキのキャリパーに注目。

右後左前にした時に、ケーブルがきれいに収まるようにできている

ジャパンブランドのシマノが作る部品でさえ、右後左前用になってる。

どちらが標準なのかは言うまでもない。

ほかのパーツもそうだけど、買った時のまま疑問を持たないのはよくない。

関連記事>>>【ロードバイク】正直好きになれないからシマノ以外のクランク5選

気になる人はかぶれてる

仲間内でも、ブレーキが右前とか右後ろとか、全く話題にならない。

ロードバイクに一人で走っているだけなら、ブレーキングについて深く考えるきっかけがないかもしれない。

実際、右前左後ろでも、特に問題があるわけではない。

だから、話題にならない。

きっと、困っている人もいない。

それでも、右後左前ってどんな感じか気になる。

そんな人はきっとヨーロッパかぶれ

プロバイクがカッコよく見えるのは、カッコよく組まれているのもある。

その要因の一つが、ワイヤーの長さや引き回し。

写真で見るプロバイクのカッコよさと、自分のバイクはなんか違う。

それはワイヤーの引き回しのせい。

無意識に、アレがカッコいいもんだと思ってる。

どうしても、右前のワイヤーの引き回しが汚く見える

アウターに無理が無い

右前、左後ろにした場合、ブレーキアウターがハンドル前でクロスすることはない。

特にリアブレーキアウターは、ヘッドチューブへ常に圧力がかかっている状態になる。

意外にもブレーキアウターは固く、フレームの塗装ぐらいなら簡単に痛めつける

右後ろ、左前のブレーキアウターの流れと比べると、不自然なうえにフレームへのダメージも引き起こす。

ディスクブレーキなら、このような問題は起きないだろうけど、リムブレーキ派なら気になるポイント。

関連記事>>>せっかくクロモリフレームなのにディスクブレーキにするんですか?

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ブレーキ前後を変更した時の注意点

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急ブレーキ時に間違える

ここまで右後左前をおすすめしてきたけど、試すには結構注意が必要。

いままで右手でぎゅうぎゅう握ってブレーキしても、何事もなかったのはフロントホイールがロックすることがないから。

この感覚のまま右後にすると、リアがロックしまくる。

  • 普通に赤信号で止まるとき
  • 一息入れるために、コンビニで止まろうと思った瞬間
  • 家から出発した後、最初の交差点

ただ止まるためだけのフロントブレーキに頼っていたことがまる出し。

このクセはなかなか抜けない。

ちょっと試して怖い思いするのは当たり前。

慣れるまでやり抜くぐらいの気持ちが必要。

それでも怖かったら、潔くやめる決断力も大事。

苦しいときに間違える

通勤や、のんびりサイクリングでは慣れても、苦しい場面でブレーキが逆だと確実に混乱する。

一番やばい時

急こう配の登りを登り切って、はじめの第一コーナー

やっと峠を越えて、ふと気を抜いた瞬間がやばい。

ザ、ザザザザー。

右手を目一杯握っても、それはリアホイールをロックさせるだけ。

体にしみこむまでは、結構な時間を要する。

関連記事>>>【ロードバイク】ダンシング時のバイクの倒し方【ライダー目線で解説】

若いうちがいい

ブレーキの左右を見直すなら、なるべく若いうちがいい。

といっても、順応性は人によるので自信があれば試す価値あり。

ちなみに筆者は、10代に左右入れ替え完了。

それでも、入れ替え当初は混乱を極めた。

特にロングライド後半は、ブレーキングミスを連発。

それでもあきらめず、慣れるまで我慢した。

今となってはママチャリに乗ると、毎回どっちがフロントブレーキなのか確認する。

関連記事>>>【ロードバイク】ディスクブレーキをもう一度考える。

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まとめ

こまかなスピードコントロール
   意外にブレーキを「かける、かけない」の雑なコントロールしているひとって多い。

疑ったことのないブレーキの左右
   左右を入れ替えると、コントロールがしやすくなる。

変更した時の注意
   とにかく注意すること。体に染み込ませるように

コメント

  1. 774 より:

    全てのモーターサイクルは右手がフロントブレーキ
    カートも含むレーシングドライバーは左足でブレーキ
    利き手ではない方で微細なコントロールができないのは単に練習不足

  2. さわけn より:

    あくまで、ブレーキはスピードをコントロールするもの。

    効けばいいってもんじゃない。

    抜くって何を抜くんですか?

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