自転車始めて30年、メインバイクは、ずっとクロモリフレーム
スチールバイクから、アルミバイクが一世を風靡した時代。
アルミ+カーボンバックがトレンドだった時代。
そして、エントリーモデルまでもがカーボンバイクの今。
一貫してスチールバイクに乗り続けている。
使用するパーツも、ローテク全開。
ディスクブレーキも、電動シフトも、1㎜も興味が無い
シマノはすごいと思うけど、スラムが好き。
トレンドには左右されない。
人と違ったバイクに仕上げるのは、おもしろい。
カーボンとディスクを選ばない理由
みんな乗ってるから
恐らくカーボンはスチールより優れている。
でも、みんなが持っているものは持ちたくない。
集団心理に飲み込まれたくない。
カーボンバイクって、黒ばっかり
全然おもしろくない。
新しいカーボンバイクへ乗り換えたとしても色はきっと黒。
友達同士で走ったら、だれがだれのバイクなのかもわからない。
それくらいの没個性。
メーカーとしては、万人受けする色にするのは当然の対策。
色違いを多くラインナップすれば、在庫は膨らむ。
大量生産品に、個性なんていらない。
だから、みんな同じような製品になってしまう。
作り手の魂が入ってない
カーボンバイクを製作するには、大きな機械が必要。
小規模ブランドが無いのは、大きな資本が必要だから。
同じ金型で、何本フレームを作れるかが、採算をとれるかどうかの分かれ道。
製作工程は、流れ作業。
自転車を愛してやまない職人が作っているスチールフレームとは全く別物
同じような形をしていても、製作プロセスがちがう。
趣味だからこそ、効率重視の製作物から距離を置きたい。
流されるのがきらい
単純に、みんなと同じものに興味が湧かない。
- 電動シフトが普及したら、みんな電動
- ディスクブレーキが注目されると、みんなディスクブレーキ
全部が全部、流行りものを拒否しているわけではないけど、みんなといっしょはおもしろくない。
趣味だから、いくら高機能だとしても、おもしろくなければ意味が無い。
趣味のすべてにおいて、おもしろいか、ワクワクするかで購入を判断したい。
関連記事>>>【ロードバイク】ディスクブレーキの必要性をもう一度考えてみる
フレームのこだわり箇所
リアステー
金型で自由自在な形を表現するカーボンとは違う。
鉄パイプを曲げているところに、おもしろさを感じる。
正直、曲げている意味はわからないけどカッコイイ。
潰しと呼ばれる、丸パイプを変形させる加工が美しい。
一本一本加工しなくてはいけない、手間ひまが伝わってくる。
アウター受け
完全なシングル仕様の為、一か所しかない。
通常は、FD側もあるので2つ必要。
電動になると、このような工作も不要になるので、おもしろさがまた一つ無くなる。
もう一台のバイクは、リペイント時にFD用のアウター受けを除去。
溶接でついているので、後からこんなカスタムもできる。
実におもしろい。
ヘッドチューブの長さ
「ハンドルを低くしたい」
方法はしらないけど、ビルダーへ要望を提出。
答えは、
ヘッドチューブをぎりぎりまで短くする
いまや、スチールフレームと言ったらフルカスタムを意味する。
つるしのスチールもあるにはあるけど、非常に限られる。
こまかくサイズ指定できるのは、スチールフレーム最大の特徴。
特徴を生かすべく、スチールフレームにするならカスタムに挑戦したい。
それには、発注する側のリテラシーを上げておかないと楽しめない。
関連記事>>>【クロモリフレーム】逆にカーボンよりも強い存在感【カーボン一辺倒に飽きた】
ストレートフロントフォーク
もはや、退化。
フロントフォークをカーボンにするメリットは大きい。
大幅に軽量化できる。
しかし、あえてスチールで製作。
細いフレームに、太いカーボンフォークに違和感があり、スチールで製作を決断。
関連記事>>>【クロモリフォーク】今さらクロモリフォークを選んだ理由【オタクすぎて閲覧注意】
ペイント
カスタムフレームなら、普通ペイントもカスタム。
想像以上に高くてびっくりするけど、出来上がった時の満足感も想像以上。
視覚的に大きく変わることが、一番の自分のこころに影響がある。
乗り味がどうのこうのも、なくはないだろうけど、その日の体調が一番走りに影響するのは間違いない。
乗り味に注目するよりも、モチベーションを上げられるバイクはなにかに注目したい。
ペイントが高いとはいえ、新車を買うよりは安い。
視点を変えると、リペイントが視野に入ってくる。
関連記事>>>【自転車カスタムペイント】リペイントしたら愛着100倍になった【再塗装】
こだわりパーツ
レアパーツ TRPカーボンカンチブレーキ
もちろん廃盤のカンチブレーキ。
しかもカーボン製。
同形状でアルミ製もあったけど、カーボンのほうがすごい軽いわけでもない。
単に、カーボンのほうがなんとなくカッコイイから。
当時の価格は4万円。
2台で8万円…。
シマノじゃなくてスラム
スラムはおもしろい。
後発なのに、こんなに個性を出せるアイディアがすごい。
電動じゃなくて、機械式。
カムの動きが丸見えなほど、内部がむき出し。
グリスアップしやす過ぎて、砂が入りまくり。
これにもきっとメーカーの意図があるのだろう。
シフトアップとシフトダウンを1本のレバーで行うダブルタップの発想は見事。
毎回シフトチェンジが楽しくなる。
関連記事>>>【機械式コンポ】スラムのダブルタップ愛が止まらない【電動はいらない】
シンプルを追求するシングル運用
パーツ点数を減らせるのが魅力。
FDがないということは、レバー内部の機械類も必要ない。
見た目が、本当にすっきりする。
シフト操作も、さらに単純になり快適に走れる。
関連記事>>>【フロントシングル化】恐怖のシフトダウンからの解放【1枚に越したことはない】
安定感のフレアハンドル
もう、ノーマルハンドルには戻れない。
手首の自然な角度が超快適。
特に、オフロードの下りで抜群の安定感を生み出してくれる。
関連記事>>>【衝撃的な握りやすさのドロップハンドル】バンディー2を細かく解説
軽さと強度を両立したスカンジウムピラー
シクロクロスは、バイクに飛び乗る動作がある。
だから他の競技よりも、強度を重視しなくてはいけない。
スチールにカーボンピラーは、素材間的によろしくない話もある。
だから、金属で軽量なスカンジウムピラーを選択。
これは軽い。
軽いけど高い。
安くてもカッコイイ中華ホイール
そもそも、ホイールに数十万も出せない。
そんな価値観は持ち合わせていない。
中華ホイールで十分。
廉価ホイールでよくみられるベンドタイプのスポーク。
でも、しっかりストレートプルタイプで、高級ホイールと同等スペックになってる。
リム形状もなめらかなアールで、高級感ある仕様になってる。
しかも前後5万円を下回る。
ブランドホイールを買う気が起きない。
関連記事>>>【中華カーボンホイール】熟成してるリムブレーキモデル【マジで使える】
まとめ
カーボンとディスクを選ばない理由
効率や速さだけを選ぶ基準にするとおもしろくなくなる。
フレームのこだわり箇所
自分の知識も必要だけど、ビルダーとやりとりして自分だけの一台を作るのはおもしろい。
こだわりパーツ
シマノ以外でアッセンブリを考えると、おのずと個性的になる。
コメント
僕もクロモリロードなんですけどカンチブレーキ受けの位置的になかなかステムを下げれないんですよ。この記事に写ってるステムのアウター受けのところってディズナのやつだと思うんですけどどういう固定方法になっているのでしょうか?それと一体型のカーボンハンドル使ってるんですけど使えますでしょうか?
ICHI様
コメントありがとうございます!
ステムに穴を空けて、Dixnaの部品を取り付けてます。
カーボンに穴を開けるのは、アルミに穴を開けるよりもリスキーだと思いますよ。