自転車パーツって高くね?みんなどこで買ってんの?
熱心にやっている人なら気にならない値段。
でも、それ以外の人には、結構高く感じる自転車パーツ。
ハンドルやステム、シートピラーなどは、アリエクスプレスで安く買える。
アリエクスプレス(Aliexpress)とは、中国版のアマゾン。
Amazonで売られている物の中には、アリエクスプレスで仕入れているものが多い。
それなら、アリエクスプレスから直接買えばいい
それには海外通販に感じる壁を崩さなくてはいけない。
- 英語がわからない
- 届かなかったらどうしよう
- ブランド品の製造拠点は気にしてない
海外通販は怪しいと思い込んでる人もいる。
昔はそうだったのかもしれない。
でも、いまは違う。
アリエクスプレスに出店しているショップに問い合わせると、数分で返信が来ることが多い。
国内のショップでは同日返信なんてありえない。
海外では、そんな接客では生き残っていけないことを意味している。
(リアル店舗の接客は別だけど)
- Chat GPTで翻訳できる時代
- 届かないなんてことはまずない
- ブランド品だろうが世界の工場は中国に違いない
時代は変わった
海外通販ならwiggleで買ってるし。
いや、wiggleは日本。
海外通販の感覚ゼロで買える。
最近はwiggleで取り扱うブランドも減り、値ごろ感も薄れてきている。
少しの勇気と冒険心でアリエクスプレスに挑戦すれば、買い物の世界が広がる
購入したのは100点以上
フレーム:¥17,000くらい
小物ならまだしも、肝心かなめのフレームはちょっと…
しかし、いちばん高くつくのもフレーム。
もっとも、ブランド品と価格差が大きい。
だからこそ意味がある。
すでに、ロードバイクやシクロクロスバイクを持っている。
ちょっと興味があるからと言って、別カテゴリーにはなかなか踏み出せない。
その大きな原因は資金。
この値段で揃えられなければ、購入しなかった。
このハードルを、下げられるのがアリエクスプレス。
いままで、何のトラブルもなし。
フレームのほか、
- クランク
- ホイール
- チェーンホイール
- コグ
- ハンドル
- ステム
- シートピラー
- ヘッドパーツ
すべてアリエクスプレスから購入。
写真の完成状態で¥60,000ほど(サドル、ペダル除く)
関連記事>>>【安いピスト】5年も乗ったけど大丈夫【中華フレームは侮れない】
シートピラー:¥1,600ぐらい
パイプ内側の肉厚が前後には厚く、左右は薄い加工が施される。
¥1,600で実現してるのがすごい
サドルバッグ:¥320ぐらい
普通に使える。
すぐ壊れちゃうとか、ない。
日本で買えば数千円…
携帯ポンプ:¥800(ホースは国内で購入)
空気を入れるとき、左手で持つところがない。
結構なやりにくさ。
でも、ほとんど使うことがないので小さい事が優先。
この通り、ポンプがボトル型ツールボックスに入る。
ボトルゲージ:¥220(1個)+送料¥200
結構質感いい。
こだわる必要がない部分は、徹底的に安くすませる。
ブレーキシュー:¥800
アルミリム用2ホイール分。
だいたい1個100円。
考えてみるとただのゴムなんで、むしろ妥当な価格。
カーボンリム用:¥1,200(1ホイール)
スイスストップ風なのでちょっと高い。
ごく普通の制動力。
クランク:¥2,500ぐらい
クランクはシマノ下位クラスでも結構高い。
これなら迷わず買える。
いまどきテーパードBBだけど。
プーリー:¥800
なんとナローワイドタイプ12T。
スラムのプーリーは軸に水が入って、錆びて動かなくなることもある。
予備で持っておくと安心。
マウンテンバイク用リジッドフォーク:¥5,000
通勤にサスペンションはただの重りなので交換。
エッジの効いたデザインとロゴの色がマッチしていて、後付けとは思えない。
剛性に問題なし。
関連記事>>>激安ダイレクトマウントチェーンリング買ってみた
つかえる中華パーツおすすめ4選
カーボンホイール¥40,000~¥50,000(もちろん前後)
数多く中華パーツを試してきて、価格面と品質がいい意味で差があったパーツ。
迷わず買える価格はありがたい。
正直ホイールに数十万円も出せない。
生活第一。
でも、この価格なら買える。
だから5セットを所有。(節約になってない…)
シクロクロスで使用するも、リムが壊れるといったトラブルは発生してない。
この価格はかなり魅力的。
関連記事>>>【中華カーボンホイール】熟成してるリムブレーキモデル【マジで使える】
携帯ツール:¥300
普通に買うと、決して安くない携帯ツール。
なのに、滅多に使わない。
だから、買わない。
でも、持っていないことで微妙に困ったことはある。
この価格なら、買おうって気になる。
パッチ:¥100
48パッチでこの値段。
普通に買うと、5枚入りで¥300とかするので馬鹿にできない。
っていうか、5枚で¥300がすげー高い。
品質に問題なし。
ハンドルカバー:¥2,000
手の寒さを根本的に解決するのなら、これしかない。
ださい?
たしかに。
でも、試してみればわかる。
確実に効果のある寒さ対策。
有名ブランドの1/3ほどの値段。
¥10,000のグローブ、数段あたたかい。
関連記事>>>【ロードバイク】寒くて外を走れない人の足りないアイテム【寒冷地の人向け】
海外通販の壁
送料はほとんど無料
アリエクスプレスHPで「bike parts」と検索結果がこちら
サイト内の検索は英語のほうが正確。
英語と言ってもChat GPT使えば大丈夫
日本語を入力して訳された英語を貼り付けるだけ。
無いものは無いというぐらい、いろいろなものが売られてる。
そのほとんどが送料無料。
50円のものでも送料無料。
すごい仕組み…
信用度
え?中華パーツって大丈夫?
結構なお高い自転車に乗っている人ほど、結構無知。
そんな人も、Made in Chinaパーツをいっぱい持ってるはず
中国から直接、買うことで初めて意識する中国製。
有名ブランドだったら、どこで作られているのかは、あまり気にならないかもしれない。
人によっては、アメリカブランドは、アメリカで作っていると思っている人もいる。
そんなわけがない。
製造元が書いてあるシールを見てほしい。
逆に、そのくらいブランド力って重要。
ブランドの魔法から解けたとしても、次に問題になるのはサイトの信用度。
これまで100点ほど購入
はっきり粗悪品と言えるものはボトルケージ1個だけ
これをリスクと感じるかは、ユーザ次第。
もしも、この100点を国内の通販やショップから購入していたら、2倍以上の価格になるはず。
でも、アリエクスプレスを利用する心構えは必要
- 梱包は雑
- 発注から到着まで3週間以上
- 問い合わせは英語
日本国内の梱包が過剰だ。
ぐらいに思わないと最初はびっくりするかも。
ステムがビニール袋に入って送られてきたり、段ボールの中で商品が暴れまくってたり…
こんなもんかーぐらいの気持ちが必要。
到着が遅いのは、仕方ない。
安いから。
なにかトラブルがあった時には、ちょっと英文を書く必要がある。
なるべく短い文章にしてGooge 翻訳を使うのがコツ。
通販に対して、ちょっとだけ大らかにとらえると、世界が広がる
ブランド信仰を断ち切る
ブランドの付加価値
根強いブランド神話。
何の世界でも同じだけど、ノーブランドは品質が同じでも、安くないと売れない。
その逆は、
ブランド品なら品質が同じでも高く売れる
ブランド力を上げるには、相当な広告費を投資する必要がある。
当然、広告費用は商品の単価にのせられる。
スポンサード等の広告によって作られたブランドイメージは、信用が生まれる。
でも、それはあくまでイメージ。
無駄と言えなくもない。
どう見ても同じ形なのに、ブランドシールがあるかないかの商品は山ほどある。
ニセモノ論
中華パーツって、ニセモノじゃないの?
ニセモノだって生産コストがかかる。
たいして売れない商品をコピーしても採算がとれない。
自転車パーツを、コピーしてまで作ってビジネスが成り立つ商品はごくわずか。
ノーブランド品を試してみるのも、一つの選択肢。
関連記事>>>【コスパ最強】激安サイクルジャージ買ってみた!案外まとも
トラブルも失敗もある
完璧をもとめないのがコツ
これまでおすすめしてきたけど、トラブルがなかったわけではない。
しかし、イメージよりはトラブルは少ない。
まだまだ「海外通販=危ない」が、はびこってる。
多少、そういう面もあるけど、購入した総数から考えることで、若干の不具合で不信感を持つのは勿体ない。
失敗例
- ピストフレーム
発注から到着まで2か月…ストアに「遅いじゃないか!」と怒ったことも。
でも、しっかりと対応してくれた。
ちなみに、問い合わせて24時間以内に返信が来ない業者はほとんどない。
- ハンドルカバー
冬用のハンドルカバー。
Black Friday(ブラックフライデー)のような混雑時に注文したので、到着に2か月を要して冬が終わった。
たいして値段がかわらないものは、セール時期以外で買った方が無難。
買って失敗
- カーボンハンドル
形状が合わなかった。
剛性不足で、結構しなる。
- ボトルゲージ
ペラッペラの適当に作った商品だった。
とてもボトルを保持できない。
これはひどかった。
¥100に目がくらんだけど、100円ショップで売ってた…
まとめ
- 購入して使用した限り、大体問題ない。
- 決して疑わしくはない 。
- 中にはアマゾンと価格が接近しているものもあるので、よく比較してから買う。
※安全性を保障するものではありません。購入、使用する際は自己責任でお願いします。
コメント
とても参考になります!
文珠川慧久様
コメントありがとうございます!
是非挑戦してみてください!
一昨日のこと。夏休み明けの初の三連休、最近受験勉強で行ってなかった行きつけのお店に行ったら、店内には大破したカーボンフレーム、折れ目はガラス状になってて店長に「これどうしたんすか?」と聞くと「お客さんが折れたカーボンフレーム持ってきて教訓の為に飾ってくれ」とかなんとか。走行中にフレームが折れると考えただけで鳥肌がたった…正直全部が全部悪い訳では無いのは分かってる、でも万が一を考えるとカーボン系は怖くて買えないな、まぁ、ICANとかのUCIに登録されてるフレームは信用できる、メーカー云々より一番はUCIに登録されてるかされてないかで変わるんだなって思う。
学生サイクリスト様
コメントありがとうございます。
UCI登録されているカーボンフレームも、レース中に折れてますしね。
感覚的には、局所的に力がかかる部分があるカーボンパーツは怪しいと思っています。
ハンドルとか、ステムとか、フロントフォークは万が一の時、えらい目にあいますね。