

Amazonで売ってる激安ダイレクトマウントチェーンリングがこれ

中華パーツでしょ?これダイジョウブ?

ダイレクトマウントにはスパイダーアームがない。
クランクに直接チェーンリングを取り付ける。
マウンテンバイクだと、チェーンリングが小さいから一般的。
だけど、ロードやシクロクロスだとまだまだ知名度が低い。
メリットは、
- チェーンリングの交換が簡単
- 軽量化(?)
主に、シングルで使われる仕様だから、刃先がナローワイド。
(チェーンが暴れて脱落を防ぐため、刃先が薄い⇔厚いが交互に連続する手間のかかる加工になってる)
もちろん、ダブル仕様もある。
アウター、インナーが一体もので、とっても複雑な加工が施されている。
だから、とっても高い。
でも、中華チェーンリングならとっても安い。
見た目のインパクトも大きく、チューンナップ感がめっちゃ出る。
小遣い制おとうさんライダーの見方”中華パーツ”
ちょくちょくパーツを変えて、気分を変えるのは自転車継続の秘訣でもある。
ダイレクトマウントとは

合理的な構造
古くからあるクランクには4〜5本のアームが伸びている。
そして、チェーンリングをつけるネジ穴がある。
そこに、ボルトとナットで固定するダサい構造が標準仕様。
(ボルトはわかる。なぜナットを使用することが前提なのか。作業性が悪いのはわかっているのに)
しかも、そのボルトが空転しないように、専用工具まである。
あー、めんどくさい。

ダイレクトマウントとは、非常に合理化されている。
チェーンリングが、スパイダーアームも兼ねてる。
ダイレクトマウントを積極的に提唱しているのがSRAM。
SRAM規格の取り付けはネジ3本。
ださいナットはいらない。
チェーンリングを交換するのに、クランクシャフトを抜く必要があるけど、わずかボルト3本。
非常に合理的にできている。
SRAMはいつも固定概念を壊してくる。
後発メーカーなのに。
シマノのロードコンポしか興味がないと意外と知らない。
軽量化とルックス
スパイダーアームがない分、軽量化が可能。
大きなボルトもいらない。
そのナットもいらない。
かなりの部品点数を削減できてる。
回転する部分の軽量化は、若干でも恩恵を受けやすいところ。
そして、大きく変わるのがルックス。
ボルトがなくなることで、非常にすっきりした見た目になる。
この違いは、意外にもインパクトは大きい。
すごい価格差

悩ませる使用頻度
シングル仕様で気を使うのが、チェーンリングの端数選び。
ちなみに、チェーンリング交換前は42×11-34。
どこでも走れるようなギア比を選んだつもりなのに、やっぱりすべてはカバーできない。
シクロクロスレースでは、グイッと急こう配を登るポイントがよくある。
力不足で42Tでは対応できなかった。
で、チェーンリング交換を検討。
ところが、けっこう高い。
とくにナローワイド仕様は高い。


チェーンリングはそのくらいするでしょ
確かにまともに買えば、安い買い物ではない。
でも、たまにしか使わないのに、そこまでお金を出せない。
そこで登場するのが、中華ダイレクトマウント。
ノーブランドだといきなり半値以下。
シングル仕様にすると、どうしても状況によって歯数を変更するタイミングが出てくる。
だから、複数枚所有しておくことが前提。
問題になってくるのが、価格だけど中華ダイレクトマウントなら大丈夫。
使い物になるのか
なる。
使用感は全くもんだいない。
取り付けてガタが出るようなこともない。
しっかりナローワイドの加工が施されている。
見るからに、時間のかかる加工。
チェーンに対して、ギアの収まりも申し分ない。
そん色ないのに、この価格差はなぞ。
でもユーザーとしては、品質に問題がなければ安いほうがいい。
この価格なら、細かく歯数を揃えられる。

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チェーンラインの懸念

インナー側へオフセット
使用しているコンポーネンツはSRAM RIVAL 1。
シングル専用の機材(チェーンのテンションを強く張って、脱落を防ぐ専用のリアメカになっている)。
シングルにして、心配になるのがチェーンライン。
ただインナーチェーンリングが無い仕様だったとすると無理がある。
リアスプロケットをローに入れた時、ダブル仕様で言うところの、アウター×ローになるから。
これは、チェーンがフロントギアとリアスプロケットで斜めのラインになってしまう。
力が分散し、駆動効率が落ちる。
チェーンにも負担がかかる。
だから、スパイダーアームがインナー側にオフセットされてる。
ダイレクトマウントのチェーンリングに交換しても、この状態がキープできないと変速性能が落ちる。

意外。
心配無用だった。
激安チェーンリングなのに、しっかりとオフセットされた加工になってる。
激安ダイレクトマウントにしたからと言って、チェーンラインが崩れるということはない。
ものによっては、オフセット量が選択できる。
シングルにすると、リアのスプロケをまんべんなく使うことができる。
ダブル仕様だと、リアのスプロケのロー側を使いがち。
シングルなら、ギアを上げていくとき”アウターにする”選択肢がない。
よって、リアをトップ側に変速することになる。
シングルはいろいろメリットがある。
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レースで使用

全く問題ない使用感。
結局、1シーズン10レース程を、このチェーンリングで走りきった。
もちろん、アルマイトは削れるけど特にギアの減りが早いとかはない。
ナローワイドの加工も的確で、チェーンの脱落もなかった。
シーズン後半には、激坂レースもあり34Tも購入。
これも激安中華チェーンリングでなければ、購入を躊躇していたところ。
この価格なら、いろんな歯数を揃えられる。
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まとめ
ダイレクトマウントとは
全部ダイレクトマウントになればいいのに。
すごい価格差
チェーンリングに1万円近くは厳しい。安いほうがいい。
チェーンラインの懸念
安かろう悪かろうではない。チェーンラインまできっちり対応してる
