世はエアロ全盛期
(でも、フォームがエアロなひとは少ない)
エアロと言えばカーボンフレーム。
が、しかし時代とは逆行してクロモリフレームを選択。
そうすると見えてくるものがある。
パーツ選びのおもしろさ
パーツと言えばシマノ。
でも、視野を広げるとシマノ以外のブランドが出してるカッコいいパーツがいっぱいある。
そんなパーツは、ちょっと機能性に難ありだったりもする。
しかし、機能ばかり追い求めると、つまらなくなる。
軽量+高剛性=速くなる=おもしろい
間違ってはいないけど、答えが「おもしろい」であれば趣味は成立するはず。
シマノなら、下位グレードのパーツでもしっかり動く。
でも、そこにおもしろさはあるのか?
いや、そもそもシマノ以外を使う理由がない
それもよくわかる。
世界には、自転車パーツを作っているメーカーは案外たくさんある。
このまま、シマノ以外を知らずに死んでもいいのか。
安全に、安全を重ねて、シマノを選んでいればいいのか。
デザインが好きだったり、色が気に入ったものを付けるのは、おかしなことなのか?
シマノ以外のパーツを付けたら、自転車が断然おもしろくなった。
カタログ感をなくす
脱、没個性
完成車に、そのまま乗ってはいないだろうか。
カタログに載ってたそのままのやつ。
きっと、その自転車への愛着は湧きにくい
自分の思いれが入っていないから。
完成車の状態から、なにか一つでも自分が気に入ったパーツをつけるだけで、愛着が増す。
例えば、シマノには黒いブレーキシューしかない。
意外にも目立つ部分なので、色が入ると雰囲気が変わる。
機能性はというと、晴れてたら問題ない。
基本的に、雨の日に乗る人は、あんまり見かけないので、心配する必要はない。
ブレーキシューホルダーを変更するだけでも、ガラッと雰囲気が変わる。
カスタムカラーはできなくても、ちょっとしたことで個性はだせる。
わざわざ、ブレーキシューホルダーを買う人は少ないかもしれない。
でも、こういったところに気を配ることで、おもしろくなってくる。
靴下を何色にしようか、考えるのと同じ。
ワイヤーもコーディネート
いまやワイヤーは、フレームの中を通すもの。
それはそれでスッキリするけど、こうしてカラーシフトワイヤーを使えば、邪魔者にならない。
むしろ、話題になる。
しかも、ただの色付けじゃなく、摩擦抵抗を低くするコーティングの役割をしてる。
他にも、多数のカラーがあって結構楽しめる。
まだ、シフトワイヤーがエアロ化されていないフレームなら逆にラッキー。
バーテープは黒一択
各パーツでいろんな色を楽しみつつ、注意点が一つ。
バーテープは黒一択
色を入れるには、面積が大きすぎる。
比較的安く、消耗品だから冒険できる部分でもある。
ところが、色によっては全体のイメージを崩してしまうことになりかねない。
無彩色の黒か白だけど、すぐに汚れるので黒一択。
バーテープでは遊ばないのが鉄則。
シマノ以外の選択肢
ブランドに価値を感じるか否か
ハンドルとかステム以外の場合、多くの人はまずシマノを選択。
そもそも、シマノ以外の発想がない。
シマノの、どのグレードのパーツを買うかを考えるぐらい。
ひょっとしたら、ハンドルもシマノグループの「PRO」から選んでるかもしれない。
やはり、信頼と実績の厚さから、そこにたどり着きやすいのは確か。
でも、そこには広告宣伝費も入っているし、ブランド力上乗せ代金だって入ってる。
べつに悪いことじゃないけど、ブランド品だけしか信用できないわけじゃない。
ノーブランドでも、結局どこかのブランドのOEM工場で作られたもの。
見当違いのものは、さすがに売ってない。
カーボンホイールなんて、数十万円するのが普通。
でも、写真のAliexpressで買った「ELITE WHEELS」なら4~5万円。
カーボンホイールを履くと、一気にチープ感がなくなる。
ブランドマジックから解けたら、買い物の幅が広がる。
マスプロメーカーにはないカラバリ
マスプロメーカーのカラーバリエーションは乏しい。
フレームは真っ黒。
パーツも真っ黒。
無難が一番売れるから。
色を増やすことで、一気に在庫量が増えて生産コストがあがる。
そもそも、小規模メーカーとは生産数の桁が違うから、色を増やせないのはしかたない。
だからそこを狙って、小規模メーカーはカラーバリエーション豊富に展開しているところが多い。
たとえば、シマノのカンチブレーキなら、なんとか存在感をなくしたいのか、超微妙なグレー。
ところが、ブレーキ系専門メーカーの「TRP」は、突然のイエロー(限定品)。
カンチブレーキに限らず、マスプロメーカーのブレーキにおもしろい色は設定されない。
関連記事>>>【カンチブレーキ】クロモリバイクなのにディスクブレーキにするんですか?【オタク向け】
顔となるクランク周辺
クランクのデザインは、自転車の印象を大きく左右する。
たとえ、クランク以外が全部シマノでも、クランクさえ別メーカーならオリジナリティーがぐっと上がる。
ペダルは、「クランクブラザーズ」のエッグビーター。
見るからに泥ハケ性は抜群。
でも、買った理由はデザインが気に入ったから。
カーボンパーツは魅力的だけど
金属パーツの安心感
本当は、ハンドルもステムもカーボンにしたい。
でも、走行中に折れている動画やTwitterをポツポツ見かける。
それも、プロ選手の機材で。
使用状況は大きく違うけど、交換頻度も違うはず。
それなのに折れちゃうってことは、一回買ったらずっと使い続けるホビーライダーが使ったらやばってこと。
だと思う。
だから、ハンドルとステムはアルミがいい。
シートポストならカーボンでも、致命傷にならなそう。
でもクロモリフレームに、カーボンシートポストは相性が悪いらしく断念。
そこで、「KCNC」の軽量なスカンジウムという素材の金属シートポストをチョイス。
持った感じは、強烈に軽い。
シクロクロスは、サドルへ飛び乗ったり、シートピラーの負荷が高い。
そういった意味でも金属製は安心。
カーボンパーツでもいい場所
カーボンクランクが折れた話は、ハンドルよりも少ない。
だから、クランクはカーボン製。
その他、カーボンパーツでもいい場所は以外に少ない。
カーボンレールのサドルも、いい話は聞かない。
定期的に交換できる人なら別。
フレームとフォークは実績多数だけど、その他は金属を選択したほうがいいかもしれない。
ビビりすぎてクロモリ
カーボンにビビり過ぎ。
でも、フロント周りが折れたりすると、えげつない怪我の可能性が高い。
だから、フォークもクロモリ。
もちろん、売ってないのでフルカスタム品。
いまカスタムスチールバイクを作っても、フォークだけはカーボンにすることが普通。
それは、重いから。
このフォークもやたらと重い。
1kg弱はある。
この重さは安心感でもある。
現代のカーボンフォークとは太さが全く違う。
だから、強烈な個性になっている。
関連記事>>>【クロモリフォーク】今さらクロモリフォークを選んだその理由とは
まとめ
カタログ感をなくす
一昔前は、完成車そのままで乗っているのはダサかったのに、いまじゃフツー。
シマノ以外の選択肢
パーツ選びって、もっとおもしろいはず。
カーボンパーツは魅力的だけど
マスメディア以外の情報を見ると、結構折れてる。
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