![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/2022/05/jun-rong-loo-Hpt__17fngA-unsplash-1-683x1024.jpg)
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/93fe8862.jpg)
みんなカーボンフレーム乗ってるけど、そんなにいいの?
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/c5f06c7b.jpg)
そりゃプロ選手が乗ってるんだから間違いないでしょ
ここで疑問
正直、フレームの乗り味ってそんなに違うの?
インプレッション記事にありがちな表現。
- よく前に進んでくれる
- 振動吸収性がいい
- 反応がいい
- 突き上げてくる感じが少ない
- BB周りのしなりが心地いい
いままでのバイクとは、全然違う感覚を期待する。
でも、実際乗ってみると…
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/af0d6e1d.jpg)
別に、なんか別にフツーじゃね?考え事してたら、バイクが変わったことすら忘れる
新しいバイクを買ったから、何か違うところを探したい。
だから、インプレッション記事と似たような印象をもってしまう。
自分に正直になったとき、実は違いなんて大して感じてないことに気づく
カーボンか、安いアルミにするか迷っていたら、それは時間とお金の無駄。
結論
安いので十分
自転車を楽しむなら、本質的なところはもっとほかにある。
流されてはいけない
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/2022/06/mustachescactus-nK13WDZtxZc-unsplash-1-576x1024.jpg)
思い込み
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/93fe8862.jpg)
そもそも、一台しかないのにカーボンとアルミの乗り味を比べることはできない
思い込みは恐ろしい。
自分が得た情報によって、感じ方を左右される。
初心者にとって、大事なのは自転車に乗ること。
だから、インプレッション記事を見て買っても正解がわからない。
必要性の見極め
今自分にとって、それが必要かどうかを考えるのはすごく大切。
趣味の前に、生活があるわけだから自分を見失ってはいけない。
かといって、必要性だけを追っていくと、趣味がつまらないものになってしまう。
この境目を狙った賢い買い物が、趣味を長続きさせるコツ
乗り心地の差の実態
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/2022/06/martin-magnemyr-pYqGx8isV0g-unsplash-1-1024x683.jpg)
寸法の違い
車やモーターサイクルのように、乗ってすぐわかる違いを想像していたらそれは違う。
実際、わかるのはハンドリングぐらい。
コーナーを曲がっている時や、ダンシングしている時にハンドルが切れ込みやすいか。
これは各部分の寸法の違いからくるもの。
操作感が自分にマッチしないと、快適に乗れない。
これは、フレーム各部分の長さとか角度の問題。
例えば、ホイールベース(前後輪の中心を結んだ距離)の違い。
- 長い→直進安定性が高い
- 短い→曲がりやすい
この部分は比較的、違いを体感しやすい。
剛性感
駐車場をチョロっと乗ったぐらいでわかることは、ほとんどないはず。
たとえば、剛性感を言うときに「BBがたわむ」「しなる」という表現が使われる。
でも、ある一定の力以上を伝えないと「たわむ」ことも「しなる」こともない。
だから簡単には、剛性感を感じることはできない
でも、インプレッション記事に出てきた表現を、使いたくなってしまうのがサイクリスト。
細かいことなんて気にしないほうが幸せ。
何に投資するか
動画はカーボンフレーム工場で、カーボンシートをペタペタ貼るところから始まる
大量生産のカーボンフレーム
カーボンフレームは現在考えられるフレーム素材として、間違いない。
でも、製作工程を初めて見たときは衝撃的。
カーボンシートをペタペタ貼って…
(どうしても適当に見える…)
でも軽ければ、それだけ仕事量は少なくなるのは当前。
有利になる事も間違いない。
しかし、そのメリットが、走りに影響を及ぼすことは少ない
そんな微々たる差は、例えばレース前夜の睡眠不足で帳消し。
それどころか、体調不良の影響が大きすぎて、最新のカーボンフレームに乗っている事すら忘れる。
フレームの差って実際にはそんなもの。
だから、値段で迷っているなら安いほうを買うべき
購入の候補にあがっている自転車に10万円の差があったら、安いほうを選択。
その10万円をウエアに投資。
そのほうが、よっぽど快適に走れる環境を作れるし、明らかな違いを体感できる。
例えば、
- 半袖と分厚い長袖しかない→春、秋用のウエアを揃える
- 分厚い冬用シューズカバーしかない→薄手のソックスシューズカバーの導入
- 無くても問題はないベストは持ってない→買ってみると超快適に走れる
あくまで、走っているのは自分であって、勝手に自転車が走るわけじゃない。
ウエアに投資するのは、エンジンに投資するのと同じ。
ホビーライダーならではの選択
需要が高いものは、大量生産が成り立つ。
裏を返せば、そこに個性はない。
プロ選手なら、速さやコマーシャルの関係で最新の機材を選択せざる得ない。
でも、ホビーライダーなら別の選択肢もある。
- 注文してから10カ月かかるとか
- フロント~センターを何ミリにするとか
- どんなカラー、どんなデザインにするかとか
通常、カーボンバイクを買うときには、ありえない問題。
大量生産じゃないものに触れる機会って意外に少ない。
一品ものは、愛着が沸く。
自転車好きが、一台一台丹精込めて作るモノって聞いただけでほしくなる。
金属だから、耐久性も高くて長く付き合える。
一番の趣味だから、こんな選択肢もある。
先入観の実例
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ある知人が、とてつもない高価なフレームを購入。
なんでも、前作よりも、さらによくなっていると豪語。
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/9fc586ae.png)
平均速度が2㎞もアップしたよ。ちょっと乗ってみろよ。すげーから
(プラシーボ効果ってこのことだな)
あまりにすすめるので、仕方なしに乗ってみる。
そもそもペダルも違うから、踏み込んだりできない。
サイクリストあるあるシチュエーション。
ペダルもハマってないのに乗り心地なんてわかるわけがない。
ホイールもタイヤもタイヤの空気圧も違う。
乗り味を比べるのは至難の業。
ところが乗った瞬間、サドルのボルトが緩んでガタガタであることが判明。
パーツがまともに取りついていないことには気づけない。
でも、フレームの乗り味はわかっちゃう。
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/7ce8e463.jpg)
まさに先入観
- フレームが新しくなった⇒どこか違っているはず
- サドルは緩んでいない⇒しっかり取り付けてもらった
感じ方は、先入観しだい。
まとめ
トッププロはフィジカルの差が接近してるから、フレームの良し悪しによって成績が影響する。
そもそも、ホビーライダーはスキルやフィジカルに大きな差がある。
高級カーボンフレームに乗ったところで、10位が9位になることはない。
フレーム性能の違いが及ぼす走りへの影響はわずか。
シンプルにカッコいいと思ったものを買うべき。
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