![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/0761f471.jpg)
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/9fc586ae.png)
衝撃的に持ちやすかった
久々感動したパーツ。
それはバンディー2。
自転車パーツに関しては、かなり保守派に属してる。
いまどき、クロモリフレーム+カンチブレーキ+機械式変速機。
もやは化石。
もちろんこれでレースにエントリー。
試乗程度だけど、カーボンフレーム、電動シフト、ディスクブレーキにも乗ったことはある。
でも、特にほしいとは思わなかった。
ところが、バンディー2を握ったとき、衝撃がはしった。
ドロップハンドルはこうあるべきだ
操作性が格段に向上。
バンディー2のおすすめポイントと、購入時の注意点を解説。
予想をはるかに上回る持ちやすさ
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/d5e435f1-s.jpg)
なにしろ手首が自然
ブラケットを持った時、下ハンを持った時、手首の角度に無理がない。
普通のドロップハンドルだって、無理があるなんて感じたことはなかった。
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/67404e20.jpg)
でもバンディー2を握ったら、無理があったことに気が付いた
末広がりになっているのが最大のポイント。
バンディー2を握ったあとに、普通のドロップハンドルを握ってみるとわかる。
手首を巻き込むようにして、ブレーキしたりシフトをしていることに。
ど安定の下ハン
![DSC_0006](/wp-content/uploads/imgs/d25f2be5-s.jpg)
下ハンが末広がりになっているだけじゃない。
エンドも手前に向かって広がってる。
だから下ハンを持ったとき、手首が外へ向く
ここが、安定を生むポイント。
絶妙な「八の字」が、悪路や高速ダウンヒルの操作性を向上させる。
特に、コーナリング中の安定感は抜群。
ブレーキレバーの操作性が向上
ブレーキレバーが外へ向くことで、指に掛かりやすくなる。
手首を巻き込むように、ブレーキレバーを握ると自然とワキが開きやすくなる。
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/7ce8e463.jpg)
指を素直に伸ばした先に、ブレーキレバーがある感じ
アゴを引いてワキを閉めるのは、だいたいどんなスポーツでも基本。
これがハンドル形状の違い一つで実現できる。
(アゴは関係ないけど)
デュアルコントロールレバーだから、当然シフト操作も向上。
機械式であれば、手首を巻き込むように行うシフトダウンの動作が改善される。
それは固定概念だった
![DSC_0009 (2)](/wp-content/uploads/imgs/46df885d-s.jpg)
ランドナー用でしょ?
ランドナーとは、旅用の自転車のこと。
ランドナーには、決まってこういった「八の字」に広がったハンドルが付いている。
だから自転車競技者からすると、まったくレーシーに見えない。
でもいまプロ選手の間でも、こういったハンドル形状を好む選手も出てきた。
そうなると一気に見る目が変わって、試したくなるもの。
前述のとおり、感動するほどの握り心地だった。
固定概念はよくない。
許せないブレーキレレバーの角度
![DSC_0038](/wp-content/uploads/imgs/0761f471-s.jpg)
いくら握り心地がいいと言っても、このブレーキレバーの取り付け角度には違和感がある。
ものすごく。
なんだこれ…。
特にスラムのレバーは外を向いている。
スラムに習って、最近のシマノもまずまずの外向き。
カンパだけは、美しさ優先で(多分)下ハンと平行。
以前は、ブレーキレバーが外を向いたデザインが嫌で、カンパにしたこともあったぐらい。
でももう、そんなの関係ない。
この角度、最高にレバーを握りやすい
固定概念に未来はない。
レーシーじゃないルックス?
この手のハンドルはグラベル用って売り出してるから、レーシーに見えないのは仕方ない。
でも、これは見え方の問題。
プロ選手が使い始めたことで、いまのところハンドル幅が狭いものは、なんとかレーシーに見える。
だんだんと見た目の違和感も解消していく。
そんなことより、握り心地を優先してしまう出来の良さ。
さよなら固定概念。
関連記事>>>フレアハンドル】にぎれば病みつき【リッチー comp venturemax (コンプベンチャーマックス)】
購入するときの注意点
![DSC_0013](/wp-content/uploads/imgs/890039c5-s.jpg)
ブラケットと下ハンの幅
サイズ表記が特殊。
例えば通常のハンドル400㎜を使っているとしたら、どれを選べばよいのか。
表記内容は(想定のブラケット取り付け位置 / エンドの幅)。
- M(385/470mm)
- L(415/500mm)
- LL(445/530mm)
- XXL(475/560mm)
Mサイズを選ぶと、ブラケットを握った時は若干狭くて、下ハンを握ると広い。
多用するブラケットポジションが狭いのは、若干の慣れが必要。
僅か15㎜。
されど15㎜。
片側7.5㎜しか内側に来てないにも関わらず、痛烈にハンドル幅の狭さ感じる。
でもこの狭さ、病みつき
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/a215f346.jpg)
シッティングで深く前傾をとりながら巡行しているとき、バチっとはまる
腕に負担少なく、維持しやすい。
Lだと見た目も幅もかなり豪快。
下ハンを持った時はまるで、フラットハンドル。
レースでの使用も考えるならMがベター。
エンドが長すぎる
![DSC_0005](/wp-content/uploads/imgs/6af2f718-s.jpg)
グラベルライドなら問題ない。
問題なのはシクロクロスレースで使用する場合。
担ぎ方にもよるけど、エンドが長すぎて胸に突き刺さる。
![DSC_0006 (1)](/wp-content/uploads/imgs/49830de6-s.jpg)
腕をダウンチューブから回す方法ならまだマシだけど、かなり収まりが悪い。
シクロクロスレースで使う場合は10~15㎜は切ったほうがよさそう。
バーテープとの相性
![DSC_0007](/wp-content/uploads/imgs/687ccbc3-s.jpg)
一番アールがきつい部分は、バーテープを巻きにくい。
重ねる部分を広くとれば、しわになりにくいけど、それでもここまでアールがきついとしわが寄る。
握り心地もよくない。
対策は、バーテープを細く切る
30㎜幅を25㎜にとか。
細いバーテープは種類が少なく、それが好みの握り心地かわからない。
すごく手間だけど、細く切るのが一番。
関連記事>>>王道のバーテープ巻き方のここが嫌い。
ディズナ バンディー2
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/21e81e24.93973581.21e81e25.c2a12922/?me_id=1206495&item_id=10222502&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fworldcycle%2Fcabinet%2Fitiran80%2Fdix-o-bandy2-bk.jpg%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
バンティーの他にも様々なフレアハンドルがある。
TIOGA(タイオガ) TIG タスクフォース グラベル
PRO(プロ) DISCOVER(ディスカバー)30°フレア
まとめ
予想をはるかに上回る持ちやすさ
ハッキリ言ってバカにしていたハンドル形状だったけど、すみませんって感じ。
それは固定概念だった
ランドナー用って決めつけていたのを反省。
購入するときの注意点
特にハンドル幅は悩む。意外な盲点がバーテープの幅。
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