シクロクロスなら完全にチューブラータイヤが有利
高くて買えないよ。だからチューブレス派
確かに、チューブラータイヤはやたらと高い。
チューブラータイヤで有名な、デュカズやチャレンジのタイヤは¥15,000前後。
もちろん1本。
グレードがあるわけじゃない。
だから、シクロクロをチューブラーで参戦するには、最低タイヤに¥30,000は必要。
これは痛い。
チューブレスなら¥7~8,000/本で手に入る。
が、まだチューブレスには賛否が存在するのも事実。
巷で聞いても、いいという人もいれば、悪いという人もいる。
でも、チューブラーのデメリットは価格だけ。
TUFO Flexus Primus(チューフォー フレクサス プリムス)なら手が届く値段でチューブラーを手に入れられる。
価格を理由にチューブラーをあきらめない。
チューブラータイヤには、大きなメリットがある。
そしてシクロクロスには、特殊な事情がある。
チューブラーがなぜ有利なのか
矛盾を求められている
シクロクロスタイヤは、矛盾を求められている。
オフロードを走るのには、路面のギャップを吸収しなければ走りにくい
だから、タイヤそのものを破損させないように、エアボリュームを確保する
当然の対処方法を許されていない。
幅33㎜に制限された中で、工夫を凝らす。
路面に深く突き刺さるほどのブロックは設けられない。
だから、タイヤの空気圧を低くして、接地面を稼いでグリップさせる。
クリンチャータイヤなら、たちまちパンク
↓
パンクしないように空気圧を上げる
↓
グリップしない
クリンチャータイヤの悪循環。
リムの構造
クリンチャータイヤは、タイヤとリムの間にチューブが入っている。
タイヤのビードを引っかけるリムの出っ張りに、チューブを挟んでしまうことでパンクする。
問題はリムの出っ張り(断面を要想像)
リムに出っ張りがないのがチューブラーリム。
チューブラーリムの断面は筒状。
要するに、低圧にしてタイヤがつぶれても、どこにも当たらない。
この構造はチューブラーでしか実現できない。
- 幅33㎜までが条件
- 低圧にする必要がある
- パンクを回避するには、リムに出っ張りがあってはならない
インプレッション
硬化が早い?
デュカズやチャレンジといった高級タイヤは、数年たっても明らかな硬化は感じられない。
保管環境にも左右されるけど、TUFO(チューフォー)は若干硬化が早い。
3シーズン目には、細かいひび割れも発見された。
これがレースの成績に影響したかと言われればゼロ。
そんな繊細な感覚ももってないし、そんな位置では戦えてない。
それでも、チューブラーの恩恵は確実に受けている。
価格の違いは明らかなので、あるていどの妥協点は必要。
コシくだけにならない
しなやかなタイヤは乗り心地がいい。
TUFO(チューフォー)の欠点として聞かれるのが「硬い」ところ。
経年劣化ではなく、タイヤそのものが硬い。
しかし、この硬さはチューブラー初心者にとって扱いやすい。
理由
- ダンシングで気持ち悪くない
- コーナーでグニョグニョしない
- アスファルトは心地いい
しなやかな高級タイヤは、オフロードを真っすぐ走っている分には気持ちいい。
速度に対して、振動が伝わってこない。
しかし、ダンシングを開始するとたちまちコントロールが難しくなる。
タイヤがヨレるから
バイクを倒した分だけ、タイヤがヨレる。
しなやかな高級タイヤは、グリップもするし振動吸収性も高いけど、乗りこなすテクニックが必要。
TUFO(チューフォー)は、その「硬さ」のため、ヨレない。
すごく反発が早い
グリップは少々犠牲にしてるかもしれないけど、コントロールはしやすい。
しかし、高級タイヤと同じくチューブラーなので、パンクリスクは回避できる。
低圧走行で違和感を感じるアスファルト区間も、快適に走れます。
体験談:
チャレンジと同じ空気圧だと、硬く感じます。レースではチャレンジよりも0.2~0.5気圧低くセットしています。それでも反発が早いので、さらに低圧にしたくなります。でも大きめのギャップは、しっかり吸収してくれるので問題ありません。下げすぎに注意が必要です。
軽い
カタログ数値比較
- チャレンジグリフォ→470g
- TUFO フレクサス→350g
前後で200g以上も違う。
軽量化で一番費用対効果が高いのがタイヤ。
安いのに軽いわけだから、効果は絶大。
意外にもパーツ点数が多いことがわかる。
重くなっても仕方ない。
TUFO Flexus Primus(チューフォー フレクサス プリムス)
構造の恩恵
クリンチャーもチューブレスも、リムに出っ張りがあることに変わりはない。
そもそも、細いタイヤでオフロードを走るには無理がある。
チューブラーの利点を引き出せるのは、ロードよりもシクロクロス。
パンクを回避できる構造は、初心者にメリットが大きい。
折角レースに出たのに、パンクでリタイヤはもったいない。
乗り心地やグリップ力の前に、パンクを回避できる機材を優先するべき。
価格の恩恵
デュカズやチャレンジには手が出ない。
でも、チューブラーはプロレースを見ても有利なのは明らか
(プロ選手の着用率が最も高いデュカズのタイヤは、プロチームでも買ってるらしい)
TUFO Flexus Primus(チューフォー フレクサス プリムス)なら、チューブレスタイヤと同等な価格で購入可能。
関連記事>>>【チューブラーリムテープ】リムセメントはもう嫌だ【シクロクロスに最適両面テープ】
まとめ
チューブラーがなぜ有利なのか
細いタイヤでオフロードを走るには無理がある。構造上パンクに強い。
インプレッション
硬いけど、逆に初心者にはメリットがある。
TUFO Flexus Primus(チューフォー フレクサス プリムス)
あまり宣伝されてないけど、性能と価格のバランスは非常に高い。
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