いつになったら初心者を抜け出せるんだろう
いや、初心者のままでいいでしょ?
高いロードバイクを買ったのに、いつまでも初心者レベルじゃもったいない。
そもそも、初心者と中級者って何が違うのか。
もちろん、速い、遅いではない。
若いころは実業団レースでバリバリ走っていた人が、年を取って遅くなっても初心者じゃないから。
とすれば、何をもって初心者なのか
初心者にありがちな行動や、初心者のバイクって必ずある
身のこなし方とか、その人の機材を見れば大体検討がつく
どうせ乗るなら、カッコよく走りたい。
高級バイクに乗ってるのに、初心者を醸し出しているのは、いったいどういうことなのか。
まずは現状把握をして、初心者から抜け出す。
初心者の行動あるある
立ち姿がダサい
- フレームにまたいだとき、両足で立つ
- 上ハンを両手でもって、上半身のつっかえ棒にする
待ち合わせ場所で待っているときや、レースのスタート前によく見る光景。
一発で初心者とわかる身のこなし。
たぶんこんな状態
- バイクが身体の一部になっていない
- ビンディングペダルに慣れていないから、ペダルから足を取りたい
脱初心者のコツ
・どちらかの足をペダルにはめて待つ
・肘はブラケットの上
一気に初心者感がなくなる。
逆に、初心者が絶対にしない待ち合わせの姿勢。
なんでも、ダサいのはよくない。
心当たりがあれば、すぐに直したほうがいい。
やたらと歩く
とにかく歩く。
まるでスニーカーのように歩く。
クリートが減ることなんて、気にしたことがない。
バイクに乗らずに、引いて歩く。
ステムを右手でもって、どんどん歩く。
低速だと乗れないから?
競輪の入場シーン見過ぎ?
ダサい。
プロフェッショナルはレースの前夜祭でも、自転車に乗って壇上を走ってくる
脱初心者のコツ
・バイクシューズでは歩かない
・バイクを引いて移動しない
バイクから離れて、ヘルメットして、バイクシューズでウロウロするのはサイテー。
もはや変な人。
そういうところが、気にならないのも初心者の特徴。
「何キロでる?」って聞く
でないから。
まるで、自転車単体でそのスピードが出るような聞きっぷり。
車とかモーターサイクルの話題だったら納得できる。
でも、自転車の話。
スピードを出すのは人間のほう
だから、若干でも風とか斜度によってだせるスピードは全然違う。
そんな抽象的な質問されても、答えようがない。
でも、この質問をしてくる初心者は多い。
脱初心者のコツ
・㎞/hにこだわらない
km/hに、あまり意味はない。
止まるとき、バイクを倒す
休憩とかで、止まることはよくある。
初心者から脱していれば、まずバイクを立てかける場所を探す。
案外、立てかける場所はあるもの。
もし、本当に何もなければ、そこでは止まらない。
でも、初心者はバイクを立てかけようと思っていないことが多い
「スタンドがないからしょうがないよねー」みたいな感じ。
周りに何もなければ、自分に立てかければいい。
基本的にバイクを地面に横たわせることはない。
脱初心者のコツ
・バイクは体の一部であり、放り投げたりしない
エンドキャップがすぐなくなるのは、バイクを地面に置くから。
ウインドブレーカーを脱がない
完全に身体があったまっていても、なかなか脱がないのが初心者。
初めて脱ぐのが休憩の場面。
それじゃ、使い方が逆。
休憩は身体が冷える。
だから休憩に入ったら、ウインドブレーカーを着る。
身体が温まってきて、汗をかく前に脱ぐ。
脱初心者のコツ
・ウインドブレーカーは脱ぎ着することが前提であることを知る
他にも、やたらと薄着だったり、ウエアをなめてる初心者は多い。
実は自転車の知識よりも重要かもしれない。
関連記事>>>【サイクリングベスト(ジレ)】予想以上に使えるアイテムだった!
初心者のバイクあるある
ステムがやたら高い
完成車を買うと、コラムが長いままでセットされている。
コラムを切ってからでは、ハンドルを上げたくても上げられないから、クレームにつながる。
だから、
「自分に合わせて後で切ってね」
という意味で、完成車のコラムは長い。
でも、そのまま乗っているから、ハンドルがやたらと高い。
確かに、自分で切るのには勇気がいる。
一度切ったら、もとに戻せないので長めにしておけば無難。
でも、ポジションはそういうものではなく、自分に合ったポジションで走らなければ、楽しさは半減する。
脱初心者のコツ
・ハンドルはある程度低くないと、力が入らない
カーボンコラムなら、ポジション変更には気を使う必要がある。
自信のない人はショップに任せたほうがいい。
フロント回りの破損や、ねじ緩みは大惨事につながる。
関連記事>>>【自転車ステム】小柄でもこれならポジションが出る!
ローギアがやたらでかい
軽いギアをつければいいと思っている節がある。
確かに、ヒルクライムで軽いギアがあれば、踏み込む力が少なくてすむ。
初心者は、足に負荷がかかることを不快に感じる。
それだけの理由で、でかいギアをつけたがる。
しかし、そこには落とし穴がある。
クランク1回転辺りで、前進する長さが減ることを忘れてる
人間の足単体の重さは12~13㎏
ギアを軽くすることは、この重さを上下させる運動を増やすことにつながる。
あくまでもバランスが大事。
脱初心者のコツ
・ギアを軽くすることばかりに注目しない
余計大変になってる可能性がある。
関連記事>>>【重いギアを軽く回したい】本当に軽いギアは楽なのか?【軽いギアの落とし穴】
高級すぎるパーツ
近年、ベテランサイクリストでも高級ホイールを、ロードワークで使用する人が増えている。
だから、一概には言えないけど、基本的にロードワークに高級ホイールは使わない。
ゴリゴリのディープリムを履いて、何と戦っているのか疑問。
もちろんホイールだけでなく超高級フレームとか、高級ハンドルとかも同じ。
実用性からかけ離れていると、逆に初心者を醸し出してしまう。
脱初心者のコツ
・あくまでエンジンは自分自身
・主人公は自分自身
機材スポーツだけど、プラシーボ効果は絶大。
関連記事>>>【だまされてはいけない】自転車における機材の差とは
初心者から脱するコツ
プロを観察する
プロが使用する機材ではない。
観察するのは行動。
スタート前の映像や、チームトレーニング中の動画を参考にするとよくわかる。
- バイクにまたがっているときだけじゃなく、そのほかのシーンにも注目してみる
- 決して、バイクシューズを履いて延々と歩いたりしない
スタートを待つ姿も、バイクが身体の一部になっているのがよくわかる。
一人ポタリングばっかりしない
一人サイクリングは気持ちいい。
だれにも邪魔されることなく、のんびりとクランクを回すのが心地いい。
でも、やがて飽きる。
さらに、みんなとの違いがわからない。
初心者全開のフォームだったり、バイクであっても気が付く術がない
脱初心者をめざすなら、近所のクラブランに参加するべき。
大きな刺激が待っている。
関連記事>>>【ポタリング】【サイクリング】実は動機付けがむずかしい
仲間と走る
初心者が抵抗を感じる部分がココ。
- 「遅れちゃったらどうしよう」
- 「どうせみんな速いんだろうな」
案外、ベテランサイクリストはそんなことを気にしていないもの。
仲間で集まって走っている人たちは、初心者を待ってる。
そこで、走り方を学ぶことで間違いなく脱初心者への道は開ける。
まとめ
初心者の行動あるある
まずは現状把握から。心当たりがある部分から意識する
初心者のバイクあるある
機材で速く感じるのはほとんどが先入観。機材がメインではない。
初心者から脱するコツ
動画を見たり、仲間を作ったりして周りを観察してみる。
コメント