いや、いや、いや、パワーメーターはいるでしょ。
そうそう、みんなつけてるから、どれにしようかと思ってたところ。
みんな持ってると、欲しくなっちゃう群集心理。
パイオニアはシマノにパワーメーター事業を売っちゃったけど、確実にシェアは広まっているのではないだろうか。
見た目だけど。
練習仲間のバイクにパワーメーターがついていても、びっくりしなくなったのはたしか。
安くても7万円?高いと10数万円?
調べる気にもならないほどの高額商品。
とてもじゃないけど、こんな高いものは買えない
こんな風に思った人は、かなりいるんじゃないかと推測。
実際、買ったはいいけど、数字が出てるだけなんて人もザラ。
だったら、もっと他のものに投資するべき。
しかし、トレーニングには客観的な何かを見ながら行う必要がある。
そうじゃないと、不確実な感覚だけに頼らなくてはいけない。
そこで、原点に立ち戻って、ストップウォッチ付きの腕時計にたどり着いた
でも、ただのストップウォッチじゃだめ。
インターバル機能が付いているカシオ コレクションが実にいい。
草レーサーならこれで十分。
レースは最高のトレーニング
なぜストップウォッチか
主なトレーニングは、タイムトライアル。
それも、風の影響を受けにくいヒルクライム。
計測をするので、その日の風によってタイムに影響があると実力を把握できないから。
交通量が少ない10~20分の登りと、ストップウォッチさえあれば、パワーメーターはいらない
自分自身の「がんばりリミット」が外れるのはレースだけ。
レース中に、心拍計を付けると一目瞭然。
一人では、なかなか維持できない高い心拍数で走り続けてる。
でも、トレーニングは「がんばりリミット」すぐにかかる。
強くなれるかどうかは、この部分にかかってる。
いくら科学的トレーニングをやっても、精神論は避けられない。
レースに近い状態を、一人で作るとしたらタイムトライアルしかない
タイムトライアルなら、出力の絶対値はわからなくても、前の自分と比較することは簡単
トレーニングの目的は、前の自分よりも強くなること
逆に、それだけわかれば十分。
タイムトライアルとスプリットタイム
追い風や、向かい風の影響がモロにでる平地では基準が定まらない。
安定した条件をつくることができれば、ストップウォッチだけでも客観視できる。
答えは非常にシンプル
ポイントは、スプリットタイムを計測すること
よく聞く「ラップタイム」と、馴染みが薄い「スプリットタイム」
・ラップタイム:コースの途中、数か所の計測ポイント間のタイム
・スプリットタイム:スタート地点から任意の各地点までの累積タイム
出典:ITmedia ビジネス
通過タイムを見てペースアップするか、キープするかを判断材料にする。
初めてタイム計測した結果は、後日のタイムトライアルで短縮されるはず。
コースを覚えることで、自然とタイムアップする。
タイム短縮率が落ち着いてきたら、トレーニングメニューとして完成。
スプリットタイムが前回のトレーニングより、遅ければペースアップすること
タイムトライアルの途中で、前回の自分との差がわかる
もう、高価なサイコンはいらない。
関連記事>>>ロードバイクが好きだけでは継続できない。
原始的測定方法
最速タイムと比較
これが、ストップウォッチのカシオ コレクションと、最速スプリットタイムが書かれた紙。
タイムトライアルをするとき、常に最速スプリットタイムと比較しながら登る。
そのために、紙に書いてステムに貼る。
左側がスプリットタイムで、右側がラップタイム。
- ラップタイムを見て、区間タイムに集中するのもいい
- スプリットタイムで通過タイムで、ペース配分を決める
スプリットタイムの計測ポイントを増やすと、ペースを把握しやすくなる。
計測ポイントを多くすればするほど、リアルタイムの出力に近い情報が得られる
実際にわかるのはタイムだけど風の影響がないから、
タイムが縮まれば出力が、上がったということ。
でも、走りに集中できなくなるデメリットもある。
例えば、20分のタイムトライアルで、5分毎4か所ほど用意すればペースを客観的にみることができる。
本当にリアルタイムに出力を知る必要があるなら、パワーメーターがは必要。
でも、5分毎どうだったかが分かれば十分。
1区間目で遅れた
↓
2区間目でペースアップ
この繰り返し。
ポイントは時間を短く区切って、前の自分と比べること。
基本は記録
大事なのが、結果の記録。
自分が成長しているかどうか、チェックするのは超大事
パワーメーターだったら、アプリとかでできるけど、ここも原始的。
記録はGoogle スプレッドシートを使用。
ブラウザやアプリで開けるので、どこでも入力可能。
こちらが、タイムトライアル記録シート。
自分で付けたコースの名前と、チェックポイントを記載してタイムも記入。
チェックポイントは、苦しくてもわかりやすいバス停とかカーブミラー。
「だいたいこの辺」じゃなくて、きっちりピンポイントでボタンを押すこと。
秒単位でチェックすることで、こんな原始的な方法でも正確なデータになる。
タバタ式とカシオストップウォッチの相性がいい
タバタ式とは
巷で話題の「タバタ」と呼ばれるインターバルトレーニング。
1セット
- 20秒モガキ
- 10秒レスト
これを7~8回行うトレーニング。
この「タバタ」をやるのに、非常に有効なカシオ コレクション。
2つの長さのアラームをセットできるのが最大の特徴。
スタートボタンを押して「ピッ」っと鳴ったらもがく
↓
20秒後に「ピピッ」っと鳴ったら10秒レスト(休み)
↓
休みが終わって「ピッ」っと鳴ったらもがく
↓
20秒後に「ピピッ」→10秒レスト(休み)
この繰り返し。
コーチ替わり
まるで、コーチが横で笛をならしてくれるみたいな感じ。
インターバルトレーニングは、非常に苦しい。
(逆に苦しくなければ、トレーニングになってない証拠)
だから、次のワークに入るきっかけを作るのが大事。
自分の心の中だけだと、つい途中でやめたくなっちゃう。
そんなとき、強制的な「ピッ」でスタートを切る。
スプリットタイム管理と、インターバルアラーム機能があれば十分なトレーニングができる。
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まとめ
レースは最高のトレーニング
トレーニングにはタイムトライアルと取り入れる
原始的測定方法
スプリットタイムを細かく設定すると、自分が正確にわかる
タバタ式とカシオストップウォッチの相性がいい
インターバルトレーニングには、アラームがあるとくじけない
コメント
「強さ」と言っても色々あるのでは?
単純にフィジカルだけで見てもTTなら目標タイム限界ギリギリで出力し続ける能力、クリテやシクロなら無酸素領域のCPとインターバル耐性、長時間エンデューロなら閾値未満の有酸素能力・・・
この辺の狙った領域を鍛えるためのパワーメーターでしょう
ところてんさん
コメントありがとうございます!
圧倒的にパワーメーター必要派がマジョリティーだと思います。
でも、実は数字が表示されているだけの人も多い…