冬はお部屋でぬくぬくZwiftでしょ?
それってホントに楽しいの?
ローラーは、究極に効率を求めたトレーニングマシーン。
とてもすばらしい。
でも、ただ速くなることを目的に自転車を始めたわけじゃない。
始めた理由は「楽しいから」。
原点に立ち返ると、ローラーには疑問が浮かぶ
暑さ、寒さ、向かい風、追い風があってこそのロードバイク。
すべてをひっくるめて楽しみたい。
しかし、サイクリストにとって大変なのは冬。
風を切って進むことで、寒さが倍増する。
自転車にまたがることさえ、億劫になってしまう冬。
それでも、必ず冬はやってくる。
冬の過ごし方で、自転車人生を左右すると言っても過言ではない。
冬を楽しめるサイクリストは、趣味を続けられる能力が高い。
しっかりとした装備と、モチベーションコントロールで確実に冬を乗り切る。
続けられたからこそわかる楽しさがある。
冬に十分走ることで、いまいちどロードバイクの楽しさを掘り起こしたい。
ローラーが削るモチベーション
降雪地域もいろいろで、雪が多い地域のほうが走りやすいのは除雪がうまいから。#ロードバイク乗りと繋がりたい#グラベルロード#シクロクロス pic.twitter.com/k6UBkIrPrH
— 自転車と初心者英語の情熱大陸 (@isddX64XO53oShM) January 28, 2023
景色、空気、風
ローラーは効率を求めた結果、大事なものを失う。
景色の移り変わり。
空気感。
向かい風、追い風。
効率アップを追求して、ローラーにハマると知らずしらずのうちに、やる気が削がれていく。
ローラーに乗る気がなくなるだけじゃない。
自転車に乗ること自体にも、影響を及ぼすのがローラーの怖いところ。
義務感
ローラーは、すぐできる。
レーパンを履けば準備完了。
外は雨、もしくは雪。
でも関係ない。
だからこそ、義務感が芽生え始める
義務感で趣味をやってはいけない。
まじめな人ほど、ローラーが目の前にあるのにやらない自分が許せなくなる。
ローラー中心になってしまっているなら要注意。
手軽にできるけど、継続を難しくさせるツールでもある。
ローラーはあくまで補助として考えたほうが無難。
楽しむことを目的とするなら、不自然といっても言い過ぎではない。
短時間高負荷なら寒くない
山に雪が降ってるっぽかったので行ってみた。雪の下の轍が凍ってて、まあまあ難しい。#スノーライド#自転車 pic.twitter.com/SDyLBhY93d
— 自転車と初心者英語の情熱大陸 (@isddX64XO53oShM) January 21, 2023
脱ロングライド思考
ロングライドがもてはやされて久しい。
しかし、冬のライドを快適にするなら、真逆の思考が必要。
冬は冬の走り方がある。
年がら年中同じことをしてはいけない
どうしても、安定した環境が欲しくなるのは人の常。
だから、同じことを繰り返してしまいがち。
ロングライドが好きなら、冬でも長く走りたい。
だから寒くて嫌になる。
低速高負荷が快適
起伏の少ないグラベルロードが、最高の条件。
シクロクロスが冬のトレーニングとして定着したのは、低速高負荷だからに違いない。
ヨーロッパの冬は寒い。
天気が悪いことが追い打ちをかける。
ロードワークは厳しさを増す。
でも、シクロクロスならまるで体感温度が違う。
低速だから冷えにくいし、オフロードは抵抗が大きい。
オンロードと違って、惰性がきかない。
だから体力の消耗が激しい。
雪があればなおさら抵抗が大きくなる。
降雪地域のサイクリストも普通は雪道を走らない。
でも、スパイクタイヤやフェンダーを揃えれば、これほどおもしろい季節はない。
雪は湿度を上げてくれる
乾燥して、風の強い沿岸部よりも体感温度は高いなんてことも珍しくない。
そして何より、一変する景色がたまらない。
冬=ローラー。
では、絶対に味わえない感動がある。
装備次第で夏より快適
今日も絶景自転車通勤。
— 自転車と初心者英語の情熱大陸 (@isddX64XO53oShM) January 25, 2023
アスファルトの黒が町から消えるとこんなにキレイになる。#自転車通勤#ロードバイク pic.twitter.com/CiI7E4Cnd9
ハンドルカバーは最強アイテム
短時間で高強度であっても、なかなか温まらない部分は手。
手が寒いのは、何より不快。
しかも、かじかんでブレーキがうまく握れないのは命取り。
降雪地域でなくても、朝晩の気温が一桁になるならハンドルカバーがいい。
寒くて、グローブを厚くするのは得策ではない
操作性を犠牲してしまうのは、快適なライドができない。
ハンドルカバーは、防寒対策の決定版。
「寒冷地じゃないからいらない」ではない。
冬用グローブを薄くできることが、こんなにも快適なことだったと気づくはず。
意外な使い方のフルジップタイツ
冬のサイクリングウエアで、難しいのがタイツ。
ウインドブレーカーのように、温度調節できるアイテムがない。
前面に防風素材を使用したもの等はあるけど、ヒルクライムに入ったら突然暑くなる。
でも、脱げない。
でも、ウインドブレーカーに変わるアイテムはない。
そこでシクロクロスで使用されているフルジップタイツが便利
ウインドブレーカーのように小さくたためないものの、暖かさは抜群。
フルジップタイツの最大のメリットは、シューズを履いたまま脱着が可能なところ。
真冬のライドを楽しむ重要なアイテム。
まとめ
ローラーが削るモチベーション
本当に楽しくてやっているのか自問自答が必要
短時間高負荷なら寒くない
冬は冬の走り方がある
装備次第で夏より快適
しっかり装備すれば楽しくなること間違いなし
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