グラベルロードじゃなくて圧雪ロードのすすめ【発想の転換が大事】

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グラベルロードってカッコいいし、やってみたいなー

広告を見ると広大な大地を走る姿が、めっちゃアドベンチャーって感じ。

なんだけど、案外手軽に楽しめない。

住んでる地域によっては、グラベルロードまで行くのに一苦労。

なんせ日本は世界でも有数の舗装率を誇る国。

グラベルロード探しは容易じゃない。

MTBで走るようなトレイルじゃなくて、ちょっとオフロードっぽいこと走りたいんだよなーというのがグラベルライド。

身近にオフロードがあった。

提案

グラベルロード   ⇒   圧雪ロード

冬限定だけど。

予想以上にデコボコしてる。

グラベルロードっていわゆる林道だけど、地図に載っているかは微妙。

実際行ってみないと、どこかにつながっているのか、行き止まりなのかもわからない。

圧雪ロードなら普通の道路だから、地図にある。

雪国にお住まいなら家の前から。

温暖地域から車で移動してきても、地図にある道で十分に楽しめるから、ある程度計画できる。

雪道も捉え方次第で楽しさ100倍

フルフェンダー、スパイクタイヤ、ハンドルカバーの完全圧雪ライド仕様のシクロクロスバイク

山奥じゃなくてもオフロード

大満足の景色とボコボコ路面

一面の銀世界は、なんでもない景色を絶景に変える。

すごい山奥に行く必要はない。

その辺の景色が、もうキレイ。

最高なのは、

たくさん雪が降った翌朝の晴れの日

キラキラで真っ白。

道路の除雪が終わってもなお、圧雪状態になっていると、本当に見渡す限り白くなる。

それは、まさに圧雪ロード日和

雪はネガティブに言われがちだけど、そんなこともない。

(雪なし県からの移住組です)

景色がキレイだけじゃない。

雪道は意外にもボコボコ。

特に市街地は、すごい。

例えば、マンホールの上だけは暖かくて雪が積もらない。

だから雪が降り積もって、分厚い圧雪路面になっていても、突然穴が空いたようになってる。

わざわざ市街地を走ることをおすすめはしないけど、ひとつのポイント。

いくつもの轍が交差しているので、そこでもオフロード感満載。

雪が降ったら自転車に乗れない

と、思い込んでいては楽しみを一つ欠いている。

雪の状態によるけど、まっすぐ進みたいだけなのに、まともに乗れなかったりする。

雪国に住んでいても、いや住んでいたらなおさら雪のない場所に乗りにいったりする。

(そもそも外は乗らないかも)

しかし、装備さえしっかり整えれば、普通に走れるし、普段以上に楽しい。

豪雪地帯が魅力的

豪雪地帯のすごいところは、雪の処理能力。

テレビを見ていると、東京に雪が降ったときに通行人がすべっているところばっかりが映される。

東京でこれじゃ、雪がたくさん降る地域はもっと大変だなー。

なんておもっちゃうけど、東京でつるつるになるのは、なにも対策をしていないから。

豪雪地帯の雪対策はすごい。

そもそも、雪が降っても10cmそこそこの地域とは除雪機が違う。

簡単に言うと、めっちゃすごいやつを使っているので、道路幅が狭くならない。

雪道を自転車で乗るのには、すごく大事。

ただでさえ、ドライバーからじゃま扱いされているのに、道路幅が狭くなった雪道を走る自転車なんて狂ったやつにしか見えない。

豪雪地帯で自転車に乗ること自体が、ヘンタイ扱いされるけど、走りやすいのは事実。

実は手軽じゃないグラベルロード

広告だけ見て買っちゃった「グラベルロード」。

いわゆる「林道」。

実際行ってみると、

  • 赤茶色の荒野みたいな道じゃない
  • 砕石がごろごろして、広告とはまるで違う
  • 整備された森も、少ないから見晴らしがいいところが少ない

もちろん走りやすくて、いい景色の林道もあるだろうけど、広告を期待してはいけない。

そして、あのGoogle Mapでさえ載っていない可能性が高い。

だから行き止まりかもしれないけど、一応行ってみて確認するしかない。

そうなると帰宅時間が読めない。

コース探索が結構大変。

結果、あこがれのグラベルロードから遠ざかってく。

圧雪ロードで注意すること

ザクザク状態に注意

テクニカルで面白いけど、やっぱり注意点がある

  1. 溶けかけの場所
  2. 見た目がザクザクしているところ

こういう場所で危険なのは、フロントのコントロールを失うこと。

ハンドルが持っていかれているのに、まっすぐ進んでしまう。

上半身でバランスをとって、持ちこたえなければすぐに転倒する。

後ろから車が来ないことを確認して、その区間を通り過ぎよう。

県道、農道メイン

主要道路は避けるべき。

雪道だから特別にというわけじゃない。

初心者は、強烈に車通りが多い道を走りがち

多分、地図上だとわかりやすいので、その道を選択するのだろう。

危険なのはもちろんだけど、楽しさも半減する。

県道や広めの農道をつなげて、自分だけのコースをつくるのがおすすめ。

いくら県道や農道といっても、除雪を行う道で車が全く走っていないことはまずない。

目的地を決めて、わかりやすい道を選ぶと国道になっちゃう。

下調べに時間をかけて、ライドを楽しくしよう。

スパイクタイヤは必須

圧雪ロードは、カチカチでツルツル場所もある。

細かな傾斜も凍っているので、いつ滑るかわからない。

とは言っても、スパイクタイヤじゃなければ、全く走れないかと言えばそうでもない。

ブロックが付いているタイヤであれば、90%の場所は大丈夫。
でも、安心してはいけない。

スパイクタイヤはスノーライドの保険。

その昔、スパイクタイヤをつけて走行していると、あまりの滑らなさに、もういらないと思って、ノーマルタイヤに付け替えた。

翌朝、見事に転倒。

気が付かないところで、スパイクタイヤは活躍してくれる。

関連記事>>>雪国サイクリスト必見!自転車用スパイクタイヤの使い心地

必要な装備

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シュワルベのスパイクタイヤ

正直、重い…

走りも重い…

でも、これなら圧雪ロードを十分に楽しめる

相当寒い時期に使うわけだから走行時間も短いし、一回買えば相当先まで楽しめる。

マラソン ウインターとマラソン ウインタープラスの違いはスパイクの本数。

スケートリンクみたいな平な路面じゃないから、当然スパイク本数の多いほうが安心。

前後のマッドガード

雪解け水は、大量の水たまりを作る。

道路のデコボコにもできるけど、雪が解けた場所が小さい池のようになってることもある。

朝は気温が低くて、マッドガードなんていらないと思っても、帰り道が水浸しになってることもある。

せっかく晴れてるのに、足元とお尻がビショビショなんてテンションガタ落ち。

ポイントは前後つけること

シートポストやダウンチューブに付ける超簡単なタイプもある。

でも、特にシートポストタイプはおすすめできない。

なぜなら、知らぬ間にタイヤラインからずれて、肝心な時にお尻がビショビショになったことが数回。

ダウンチューブに付けるフロント用も、顔に泥が飛んでこないのがいいね程度。

足元はビショビショになる。

どうせつけるならフルフェンダーがいい。

意外とバイクのシルエットはぐずれない。

完全に機能するフルフェンダーは、ウェット路面のライドを劇的に改善する。

参考記事>>>【マッドガード】泥よけはダサいから付けなくていいのか【鬼快適】

ハンドルカバー

当サイトで強烈におすすめしているのが、ハンドルカバー。

国内で温暖地域とは言っても、本州だったら一桁℃まで落ちる。

手は寒い。

高級グローブでも寒い。

(グローブはウエアの中でも、費用対効果が一番低いような気がする)

ところが、このハンドルカバーは効果絶大。

あたり一面雪の中、体が温まってくれば素手で走っていることもよくあるぐらい。

冬のゴツイグローブが、結構なストレスなのもよくわかる。

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関連記事>>>【ロードバイクウエア】1000円強のアンダーウエアを寒冷地で試す【もうバカにできない】

関連記事>>>【冬の自転車グローブ】これ以上の対策はないハンドルカバーの魅力

まとめ

山奥じゃなくてもオフロード
街中ほどテクニカルゾーン

圧雪ロードで注意すること
フロントがすべることを頭に入れておこう

必要な装備
わずかな投資で、別世界に行ける

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