スプリント?大人が楽しむのはロングライドでしょ?
そもそも一人で走ってるのに、スプリントしたらおかしいでしょ。
100㎞トレランとか、自転車で数百㎞走るブルべは注目される。
世はロングライド、ヒルクライム真っ盛り
エンデュランスはウケがいい。
でも、スプリントが流行ることはない。
短距離系の素質は、生まれながらにしてある程度決まってしまう。
だから、長距離系よりも好き嫌いがはっきりすることも、流行らない理由の一つ。
でも、ホビーライダーにとって素質があるナシは、全く関係ない。
自分が楽しければいい
フルダッシュした後の、爽快感と満足感。
ロングライドで得られる感覚とは全く別物。
一人で走りがちな初心者にとって、スプリントするきっかけがない。
だからスプリントする発想も浮かばない。
しかし、スプリントする楽しさを知れば、自然とスプリントしたくなる。
無我夢中になる数十秒は、とてつもないリフレッシュになる。
なぜスプリントをすすめるのか
やった感がすごい
ローラーに30分も乗れば汗だく。だから、やった感がすごい
汗だくになると、満足しちゃう。
毎日やると、ものすごい練習したみたいな勘違いを起こす。
スプリントの場合は、勘違いではない。
その「キツさ」ゆえ、満足感を得られるのが早い
ロングライドだろうが、なんだろうが、ホビーライダーは満足感を得るためにやってる。
スプリントなら、手っ取り早く満足感を得られる。
数十秒の間に、自分自身の力を出し切る。
200キロのロングライドでも、自分を出し切ることになる。
スプリントでも同じ。
マンネリ防止
ロングライドはマンネリの温床
自転車を継続していくうえで、マンネリは最大の敵。
ゆっくり景色をみながら、楽しく自転車でおさんぽ。
- もちろん楽しい
- そして楽
- でも、そのうち限界がくる
自転車に乗る前から、いつものコースを思い出し、飽きていることをもみ消して自転車にまたがる。
これが続くと、やがてモチベーションを失う結果になる。
安定を求めるのは不思議じゃないけど、趣味においては不安定は刺激にもなる。
スプリントは、間違いなく大きな刺激になる。
筋肉的にも、精神的にも。
普段のライドにスプリントを加えることで、マンネリを防止できる。
関連記事>>>【ロードバイクモチベーション向上】忍び寄る魔の季節は「秋」
スピード感がたまらない
自分が出せる最高スピードを出す
ロングライドとは、全く違う走り方。
流れる景色もちがう。
ゆっくり長く走るのとは違い、ポジションやフォームに改善の余地を強く感じる。
そしてみんな大好き、乗り味の評論
フルパワーで走るからこそ、自転車の違いも感じやすい
フレームやホイールに、大きく力がかかれば、しなり具合とかダイレクト感を感じやすい。
逆に、そのへんをチョロっと乗ったぐらいでは、何もわからないはず。
その他にもロングライドで出すスピードは、がんばればママチャリでも出せるかもしれない。
でも、スプリントのスピード領域だと完全に不可能。
スプリントは、ロードバイクならではの楽しみかたの一つ。
楽しむためのスプリント方法
一人でスプリント
結構ハードルは高い。
ロングライドは、ただ走っているだけで成立するけど、スプリントはそうはいかない。
スプリントすることを、こころに決めないと踏み込めない。
だから、テキトーな場所でやろうと思っても、うまくいかない。
最適なスプリントポイントを探す
- 車が来ない
- 見通しがいい
- 緩やかな登り
こんな場所がいい。
たまたま、こんな場所があったときにスプリントするわけじゃない。
家の近くにこういった場所をさがす。
スプリントするときには、その場所に行く。
同じ場所、同じ秒数をスプリントする。
初心者用メニュー
- 20~40秒
- 3~4本
- 3~4本、最短の同タイムでスプリントを目指す
自転車で本気を出すことは、意外と難しい。
これ以上短いと、バイク操作に慣れていなければ、力を出し切れずに不完全燃焼で終わってしまう。
だから、スプリントとしては少々長めの時間がおすすめ。
関連記事>>>【ロードバイクは重いギアで楽しさ10倍!】あなたのギアは軽すぎる
本能をくすぐる複数人スプリント
これこそが、醍醐味。
だれかと走る機会があったら、是非やってほしい。
安全を確保できる場所で、フィニッシュラインを決めてスプリントする。
単純明快な勝負事は、闘争心を掻き立てる
しかも、この勝ち負けはお金にも、仕事にも影響しない。
自分との戦いがメインのロングライドとは違う、強烈な刺激がモチベーションを上げてくれる。
自転車に乗る=どこまでいく?
に、なりがち。
だから、たまには思考を変えて、
自転車に乗る=何本勝負する?
に、してみれば面白いはず。
ダンシングがポイント
スタートから、何秒でトップスピードに持っていけるか
得られる満足感が変わってくる。
自分が思っているよりも、加速できないならフォームが悪い。
初心者の多くは、フル加速のダンシングが苦手。
逆に、フル加速をマスターすれば、どんな状況のダンシングでも楽勝。
ビデオを何度も見て、イメージトレーニングが必須。
まずは、自分が思っている加速感とかけ離れていないかをチェック。
自分が楽しむためのフォーム改造は必要。
関連記事>>>ロードバイクでダンシングする時のバイクの倒し方
ロングライドに注目しすぎ
そんなに忍耐好き?
なぜか、忍耐を試すイベントは大賑わい。
- サーキットを延々とぐるぐる回って200キロ
- 8時間でどれだけサーキットをぐるぐるできるか大会
- 一人でもやることは一緒のヒルクライムイベント
普段の生活でも、忍耐を試されることは少なくない。
なのに、趣味まで忍耐試しじゃキツイ。
世の中は、耐久イベントが真っ盛りだけど、耐えることから離れるのも悪くない。
低いスピード感
長い距離を一定ペースで、無理なく走るとスピードは出せない。
疲れちゃうから。
「ママチャリと違って楽に走れる」ぐらいの感覚で終わってるかもしれない。
本来ロードバイクはスピードが出る乗り物。
エアロフレームに、エアロヘルメットで、低速ロングライドじゃ、もったいない
乗り物より、乗り手の方が重い乗り物だから、実際よりもスピード感が増す。
スプリントを取り入れて、ぜひとも体感すべき。
お金で買えない時間が必要
自転車が趣味である以上、人生において第一優先ではない。
- 家のことをやらなきゃならない
- 残業や出張もある
- 生活第一
ロングライドには、時間が必要。
どんなにお金を持っていても、時間はお金で買えない。
仕事や家のことで、忙しくロングライドをやりたくてもできない日々。
これが続くと、ストレスがたまる。
もし、スプリントするアイディアがあれば、短時間で満足できる。
時間がないからショートライドにするよりも、ストレス解消。
関連記事>>>【非ロングライド派】ロードバイクで長距離乗らない理由
まとめ
なぜスプリントをすすめるのか
満足感はヒルクライム以上。マンネリも防止できる。
楽しむためのスプリント方法
レースのためじゃなくたって、スプリントはたのしくできる。
ロングライドに注目しすぎ
短距離がイベント化しにくいだけ。
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