【電動シフト不要論】ロードバイクは引き算して美しくする【機械式は魅力的】

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店員さん、電動シフトにしようか迷ってるんですよー。

快適すぎて、一回使ったらもどれませんよ。今ならすぐ入荷しますよ。

迷っているあなた。

本当に必要ですか?

それ。

今の機械式レバーでどこが不満なのか。

機械式だって、ものすごく快適

そりゃー、STIレバー発売当初の105とかは、イマイチだった。

とくにアルテグラなんて105よりも、ひどかった。

電動シフトが発売されるまでの20年、進化し続けた。

そんな技術のたまものが、悪いはずがない。

軽いタッチでスパスパとシフトチェンジしてくれる。

これ以上のものっている?

シマノをはじめ、カンパ、SRAM、どのブランドの機械式シフトレバーも、改善するところがない領域まで来てる。

新たな商品は業界にとっては大切なこと。

次はどんなパーツが開発されて、なにをロードバイクに取りつけることになるのか。

でも、そんなにいろいろくっつけて、どうする?

物事の本質をとらえる

無駄がないところが、カッコいいんじゃなかったのか。

パーツにあふれたロードバイクライフを、あらためて考える。

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動作は変わらない

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ワイヤーが電線になっただけ

要はそういうこと。

ワイヤーでもできることを、電線を使ってモーターを動かしているだけの話。

たしかに、ボタン操作になったわけだから、楽になったには違いない。

でも、え?それだけ?

そんなに高いのなら、もっとすごい変化がほしい。

それでも大人気。

でんどーシフト。

スマホ充電して、シフトするのにもまた充電。

充電、充電、充電地獄。

もちろん、充電切れたら動かない。

ワイヤーは充電不要。

ずっと動く。

それでいて安い。

いる?

でんどー。

ストレスフリーってなに?

電動ってさー、ストレスフリーなんだよねー。

って、あちこちで見聞きするけど、

そもそも機械式で、そんなにストレス感じてた?

「ストレス」っていうのが、そもそも大げさ。

なにも困ることはない。

今のシマノSTIなんて、どのグレードを買っても超快適。

ボタンとまではいかないけど、間違いなく軽いタッチでレバーを動かせる。

確実にシフトする。

きっとストレスだとは感じていなかったはず。

サンクコスト効果が働いて、でんどーにしたら飛躍的によくなったと思い込む。

そりゃ、

ダウンチューブにシフトレバーが付いていた時代。

あそこからのSTIやエルゴパワーのふり幅はすごかった。

感動した。

ストレスは大幅に軽減された。

これぐらいすごいことが起きたなら、払える機械式との価格差。

とりあえず高い

とにかく電動は高い。

たとえばアルテグラの電動にグレードアップしたければ、8万円ぐらいは必要。

8万円!

自転車によっぽどドップリはまってる人が買うんだな…

と思いきや、電動シフトと、パワーメーターつけてる人なんて珍しくないすごい状況。

買う動機について

  • みんなが持っているから
  • 魅力的な宣伝を見てしまった
  • プロがつけてる

案外、なにかに流される方が簡単に決断できる。

実は本当に必要かどうか考える方が難しくて、めんどくさい

プロとは、それを生業としてる人たち。

同じ機材は必要ない。

機材を変えても速くならないのが、自転車のいいところ。

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引き算すると美しくなる

本当によくできてる。

それに壊れない。

あんなによく動かす場所なのに。

これ以上、なにをする必要があるのか。

いろいろ付いている部品を外していくと、カッコよくなっていく。

忘れかけていたシンプルな美しさ。

カーボンバイクの造形に見慣れてしまっている。

そんな時、スチールバイクのシンプルさが新鮮で美しく感じるときはないだろうか。

自分のバイクに「無駄」がないかを探す。

美しくなるはじめの一歩。

実はフロントシングルで十分

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ロードレースに出るなら別。

シングルで出られるレースは限られる。

でも、週末ライドなんかはフロントシングルで全く問題ない。

ひとりでのんびり走っているときに、クロスレシオ(ギアの歯数の間隔が狭いこと)なんか必要ない。

なぜなら、ギアに合わせたスピードになってしまうから。

クロスレシオが必要なのは、相手のペースに合わせる場面。

たとえば、ローテーションしているとき。

ワイドレシオだと、ケイデンスが合わなくなる場面がでてくる。

そんなシーンで走ることがないのなら、ギア比を今一度検討したほうがいい。

しっかり変わった感覚があるギア比のほうが走りやすい。

ということは、フロントシングルにできるってこと。

完成車についていたから、何の疑問もなく乗ってるんだけど、なにか?

これじゃ、思考停止。

完成車はあくまで仮の状態と位置付けるべき。

これが、スポーツバイクの楽しみ方。

パーツを変えて、自分が走りやすいように近づけていく。

そうすると、フロントダブルが必要ないことに気が付く。

一個でも余分なパーツがないほうがカッコいい

SRAMがフロントシングルを推し進めた理由。

それは、フロントダブルではギア比が重なる部分があることを問題視できたから。

たとえば、

  • フロント50T×リア18T=2.78
  • フロント36T×リア13T=2.77

ほとんど変わらない。

なんとなく、インナー36Tのほうが軽いような気がするけど、負荷は同じだった。

これに気が付けば、フロントディレイラーと左側のデュアルコントロールレバーが要らなくなる。

(ブレーキレバーはいるけど)

実はリムブレーキで十分

この先、リムブレーキが今以上に改善されることはない。

だから、現行モデルが最強ってこと。

その最強のリムブレーキは改善できるところなんてない。

それは成熟したパーツ。

これを使わない手はない。

時代の最先端にはなれない。

でも、ならなくても大丈夫。

シンプルなルックスはキープできる。

なによりメンテナンスが超絶楽。

ディスクより。

車へ乗せるときも、キャリパーが当たらないようにとか、そんなの全然気にしなくてもいい。

関連記事>>>だまされてはいけない。自転車における機材の差。

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?どこへ行った?シンプルの美学

それデコチャリですか?

はじめてロードバイクを見たときは、

  • 前カゴがない
  • 泥除けがない
  • スタンドもない
  • キャリアもない
  • 鍵も付いてない

そんなシンプルで走るためだけに作られた自転車だからカッコよく見えた。

でも、最先端のロードバイクにはいろんなものがついてる。

さらに、モニターからいろんな情報が入ってくる。

それがスマホとつながって、ナントカカントカ…

もう疲れちゃう。

パーツは最小限であるべき

ヒルクライマーが必死に軽量化するのはすごく当然なことで、すこしでも軽いほうがいい。

それがどれだけの効果があるかは別にして。

体感できるかどうかも別にして。

やれることはやる。

だけど、現在の主流は、

いろいろ取り付ける方向に進んでる

車のハイブリットのように車重を100㎏以上重くして、ほら燃費いいでしょ?っていわれても、なんかしっくりこない。

最小限のパーツ構成には、にじみ出るカッコよさがある。

余計なものはいらない。

関連記事>>>カーボンフレーム不要論…先入観のワナ

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まとめ

動作は変わらない
よく考えてみると、電動シフトにしたところで劇的な変化はない

引き算すると美しくなる
現状で十分なはずなのに、いつのまにか物欲に飲み込まれてることに注意

どこへ行った?シンプルの美学

シンプルなことが、かっこよかったはずのロードバイクを思い出してみる

コメント

  1. hiro より:

    こんばんは〜

    何にも流されない性格のせいなのか、スーレコEPS(v3)を使っています笑

    変速のフィーリングは、断然機械式が好みです。 
    シマノも素晴らしいですが、カンパニョーロの変速フィーリングとブレーキが好きで選択しています。(特に機械式

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