

気になってるんだよね。Amazonの安いレーパン、あれどうなの?

そう、レーパンの寿命は短い。だから気になるあのAmazonの安いやつ。

いくら高級レーパンでもヨレヨレ、薄々になるまで履いちゃだめ
レーパンは消耗品。
いつのまにか、劣化は進んでいる。
ビブが伸びて、股下に異常なゆとりはないだろうか。
裾のずれ止めグリッパーは、伸び伸びピロピロになっていないだろうか。
パッドのお尻直上部分が、うすうすレロレロで割れ目を後ろのお友達に披露していないだろうか。
不安になった方もいるかもしれない。
そう、気付かぬうちにレーパンの寿命はやってくる。
早めの交換が、サイクリストとしてのマナー。
でも、近年の物価高。
レーパンも例外ではなく、消耗品とは言えない価格になっている。
しかし、Amazonで売っている「INBIKE」というブランドのレーパンは安い
20年前でもビブタイプ(肩にかける形で腹部を圧迫しない)はこの値段で買えなかった。
あまりの安さに、つい買ってみた。
見た瞬間から、完成度の高さがわかった。
これ以上のものは特に必要ないとさえ感じる。
ブランド志向からの脱却

近年のサイクリングウエア事情
普段使っているのは国内のカスタムウエアブランド。
チームウエアは、そこで発注。
生地の耐久性、縫製など全く問題なく、品質に関して何一つ不満はない。
がしかし、高い。
チームウエアなので、デザインカスタムしているので仕方がない。
でも、高すぎる。
で、おしゃれサイクリストが着る、おしゃれブランドならどうか。
カスタム仕様じゃないから安いのか。
ちがう。
高い。
普段着では到底払わない額を、サイクリングウエアなら投じてしまう。
こんな心理が働くのか、高級ウエアが当たり前の世の中になってる。
自転車本体も高けりゃ、ウエアも高い。
そこで一旦、ブランド志向を捨ててみる。
そうすると、世界が一気に明るくなる。
ブランド力に支払う
企業イメージ。
めっちゃ大切。
安くするとブランドイメージが悪くなる。
高ければ、それなりの品質が担保されているだろう。
という心理がどうしても働く。
レーパンに2万円だしたんだから、いいに違いない。
そう思いたい。
だって2万円もしたんだから。
その品質を見る目は、すでに支払った金額からスタートしてる。
INBIKEにブランド力はない。
INBIKEだから買おうという行動に移るユーザーは多くない。
がしかし、品質から見た場合、明らかに価格を大きく越えている。
ブランドとは何なんだ。
いったい。
関連記事>>>【レーパンの下】 え?マジで?パンツ履いちゃダメ絶対
”実走レビュー”ロードワークでの使用感

100kmテスト
気になる点。
- シワが寄るか否か
- パッドの快適性
ライド中に関節可動部分によるシワは、なぜか疲れを生む。
冬用タイツなら膝裏にひどくシワが寄ると、気持ちが悪い。
ライドに集中できなくなる。
通常のレーパンなら股関節周辺に寄るシワ。
INBIKEは極めてシワが少ない。
裁断形状が適切なのと、伸縮性が高い生地を使っている証拠。
非常に快適にペダリングできる。
テスト中の100㎞の間でも、シワが気になることは無かった。
気になるパッド

パッドは若干薄いような気がする。
厚いとダイレクト感がなくなり、走行に支障が出る。
薄いと長距離で支障が出る。
非常に難しいのがパッド。
厚みとウレタンの密度で使用感が違う。
INBIKEのパッドは薄目でウレタン密度が低めの印象。
決して悪いわけではない。
強いて上げる気になる点が、パッドの硬さというだけ。
価格から考えると、何の問題もないと言い切れる。
もしも、1年でヘタリが来ても十二分にモトは取れる。
好感がもてるビブ

長すぎず短すぎず、ちょうどいい長さ。
特筆すべきは、この形状。
よくある腹部がUの字になっているやつは、用を足しにくい。
INBIKEのパンツはとてもよく考えられている。
ビブと、パンツ本体が別ものになっている。
そして、メッシュのビブがよく伸びる。
結果、用を足しやすい。
ストレスなくロングライドができる。
非常に大きなセールスポイント。
快適なグリッパー

このグリッパーもよく伸びる。
よく伸びて吸い付くように、大腿四頭筋に固定される。
よく伸びるからといって、耐久性に不安を感じるわけではない。
長期の使用はしていないので、耐久性に関しては未知数だが頼もしい質感ではある。
関連記事>>>【ベスト】極上な質感のカペルミュールウインドベスト【レビュー】
サイズ感とシルエット

ワンサイズダウン
- 身長:168cm
- 体重:55㎏
サイズはS
普段着ているのはwaveone レジェフィットサイクルパンツのM。
INBIKEはグローバル展開しているので、アジア人ならワンサイズダウンがちょうどいい。
腰回りにシワができることもない。
これは裁断が良いからに他ならない。
パネル数が少ないから、縫い目も少ない。
でも、シワが寄らないのは生地の伸縮性が高いから。
伸縮性が高いから、すごく動きやすい。
履いていて気持ちがいい。
トレンドの丈
長い。
waveoneが短いから余計に感じる。
「標準の長さをこれくらいにしてほしい」と。
丈の長さにはトレンドがある。
現在は断然長めがトレンド。
もし、今履いているパンツが太ももの2/5以上見えていたらヤバい。
かなり古臭く見えてしまっている。
- いくら最新のカーボンバイクに乗っていても、ダサく見えてしまう
- いくら最新のサングラスをかけていても、ダサく見えてしまう
それくらいウエアのトレンドは、見え方に及ぼす影響は大きい。
ウエアにトレンドがあることすら、気が付いていないサイクリストも少なくない。
どうせ走るなら、カッコよく走りたい。
かつてサイクリング界隈では、ダサくても「速い=カッコいい」時代があった。
今は違う。
「速くておしゃれ=カッコいい」
いち早く、その古くてダサいウエアから卒業したい。

まとめ
ブランド志向からの脱却
ブランド志向から解放することで、世界が広がる。
実走レビュー・ロードワークでの使用感
高い伸縮性は、快適なライドを実現させる
サイズ感とシルエット
サイズ選びは、ワンサイズダウンがコツ。INBIKEは完璧なシルエット。
