【トラックレース】とにかくスピード感がエグい【ピスト初心者】

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出典:日本サイクルスポーツセンター イベント情報館

トラックレースってなんか敷居高くない?

そもそも普通の人がレースに出られるの?

いろいろと謎が多いトラックレース。

またの名をピスト。

ロードレースだったら、シマノ鈴鹿のように大きな広告がでるし、まわりにも出ている人がいる。

MTBやシクロクロスだって、情報サイトでよく取り上げられる。

でもトラックレースは決まって、トップクラスの記事ばかり。

初心者が走るイベントなんて、よほど探さないと見つけられない。

世界選手権やワールドカップで活躍できる選手いるのに、ホビーレベルのライダーは見たことない。

これがトラックレースの実情。

でも、実はすごく手軽に出られるし、めっちゃくちゃおもしろい。

コースは単なる楕円形。

だからこそ、レース展開が複雑になる。

トラックレーサー = ゴリマッチョ

こんなイメージでは浅すぎる。

さまざまな種目があって、心肺機能や身体能力だけではとても戦うことはできない。

トラックレースは超ディープな世界。

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謎すぎるトラックレース

出典:日本サイクルスポーツセンター イベント情報館

バンクってなに?

陸上競技場がすり鉢状になった感じ。

陸上競技場はコーナーでもフラット。

だから、コーナーでは外に働く遠心力に対して、体を内側へ傾ける。

しかし、バンクは路面が内側に傾いてる。

スピードがでても、曲がりきれる。

さらに、コーナーで加速できる。

だから、他の自転車競技と違う感覚が味わえる

バンク1周するなかでも、わずかな起伏が作られている。

だからスピードに乗りやすい。

バンクは意外に多い

日本にあるバンクは一周250、333.3、400、500m。

世界標準は250m。

日本には3つしかない。

その他の長さのバンクなら、だいたいどこの県にもある。

それは、公営ギャンブルである競輪があるから。

純粋な自転車競技場は日本自転車競技連盟 によると全国で21カ所。

スポーツとして普及しているとは言い難いのに、施設の数は結構ある。

種目はいろいろ

種目は大きく分けると2種類

  • タイムトライアル系
  • 順位を争う系

タイムを争う系は文字通り、1人ずつスタートして決められた距離を走る。

200mタイムトライアルや、インディビジュアルパーシュート。

4人1チームで、2つのチームが同時にスタートしてタイムを争うチームパーシュート。

タイムがいい順に、順位が決定される。

順位を争う系は、複数人でスタートする。

柔道が「JUDO」のように、競輪が「KEIRIN」となって国際的な種目になってる。

その他にも、いろんな種目がある。

例えば、ポイントレース。

数十人が一斉にスタートして、決められた周回数を走る。

特定の周回数で、フィニッシュラインを通過上位したらポイント与えられる。

ポイントを多く獲得したら勝ち。

国際的なトラックレースで長距離と言っても50〜60㎞程度。

全体的にかなり距離が短い。

ホビーレースになるとさらに短くて10kmほど。

あ?それだけ?

なんて思ってる人いたら、大間違い。

血の味がするほど苦しい10㎞になること間違いない。

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おすすめする理由

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激安参加費

¥1,000なんてことも。

いまどきのヒルクライムレースは¥10,000以上。

ロードレースだって¥5,000じゃ、エントリーできない。

1レースだけでも、なかなかの出費。

連戦なんてしようもんなら、たいへん。

トラックレースは各都道府県の自転車競技連盟というボランティア団体が主催することが多い。

(運営の方々には、ほんと頭が上がらない)

さらに、トラックレースを普及させるために競輪からの補助を受けていたりする。

参加費が安いことは趣味を継続させるために、とても大事。

わかりやすい会場

もし、参加するイベントが競輪場だったら、それは山奥でない証拠。

競輪場が、山奥にあってはお客さんを集められない。

「ギャラリーは動物たち」みたいな山奥でやるロードレースとは違う。

ちゃんとしたトイレもあるし、駐車場も広く快適に参加できる。

違うイベントでも同じ会場だったりするから、毎回会場への到着時間とかを考える必要がない。

コースが安全

コース上に穴とか石とかない。

バンクは特に管理が行き届いている。

路面状況に対してすごく敏感。

プロ選手がフル加速しても、曲がれるカント(バンク角度)。

だから、ホビーラーダーが曲がり切れないということはない。

Gがすごい

出典:信州ふぉとふぉと館

フル加速しながらカーブを曲がれる自転車レースなんてトラックレースかBMXぐらい。

バンクを走ってみると特別な感覚が味わえる。

峠の下りでGを感じることがあっても、基本的にはコーナーリング中で減速している場面。

でも、バンク角のおかげでコーナリング中にも加速できる。

これって、実はすごいこと。

日常的に走る道路に、こんな場所はないので、全く違う感覚が味わえる。

とにかくすごいスピード感が味わえる。

こればっかりは、走ってみないと伝わらない。

コースが単純だからレース展開が複雑

ロードレースはコースが厳しければ、走っているだけで人数が絞られる。

だからレース展開を考えるまでもなく、自然と人数が減ったりする。

複数人でスタートする順位系のレースは、相手の動きや展開の予想することが必要

考えないで走ると、種目によっては自分の力を出し切ることができずに終わってしまう。

単純に「集団についていけなかった」「苦しかった」で終わらない。

ゲーム性の高さと、それでいて瞬発力や持久力も問われるのがトラックレース。

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どこからエントリーするのか

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出典:信州ふぉとふぉと館

各都道府県自転車競技連盟主催のレース

基本的に広告に載ってくることはない。

まずは住んでいる県の自転車競技連盟のホームページを検索。

主催していなければ、近県の県車連を検索。

県の国体予選であっても、他県からオープン参加できるケースが多い。

「国体予選」と聞いてヒヨってはいけない:
遅いからはずかしいなんて気持ちを持つ必要はない。事前にバンクを走ったり、ルールを守ればみんなが楽しく走れる。バンクスクールをイベントもたまにやってる。

例えば、「長野県自転車競技連盟」と検索すると、ホームページがヒットする。

中には、ホームページではなくSNSだけで発信している場合もある。

こういった都道府県の競技連盟が主催しているレースは、参加費が安いことが多い。

関西トラックフェスタ

京都自転車競技連盟が主催するトラックのシリーズ戦。

関西シクロクロスと同じく大人気。

単純に先着順を争う種目の「スクラッチ」の開催がある。

ロードレースしか出たことがない人でも、ルールがわかりやすくてエントリーしやすい。

補足

200mタイムトライアル(ハロンともいう)は強制参加にさせられることが多い。

そのリザルトを基準に、速い人クラス、遅い人クラスに分けられて、その後のレースを行うことが多い。

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機材を諦める

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すでに一通り持ってる壁

一番問題なのが機材。

基本的にブレーキもギアもないので、普段は使わない。

使用頻度は非常に限られる。

そのうえ、ロードバイクもMTBも持ってる。

いま特に不満があるわけじゃない。

だから、トラックバイクを買うには、相当強い思いが必要

ホビーレースなら、普及のためにロードバイククラスがあることが多い。

まずは、バンクを走ってみてから購入検討するのも手。

でも、バンクの魅力を味わうのはやっぱり固定ギアが一番。

スピードのノリが全く違う。

ギア比

こればっかりは走って試してみないとわからないところ。

とりあえず参考として、フロント50T、リア15Tのギアを付けておけば、だいたい大丈夫。

だんだん、スプリント系とタイムトライアル系の必要なギア比がわかってくる。

ホイール

出典:信州ふぉとふぉと館

ホビーライダーでもディスクやバトンホイールが普通なトラックの世界。

とはいえ、前後ノーマルホイールの人もいる機材格差が激しい世界。

タイムトライアル系は0.1秒を争う。

コースは一定条件のもと、作られている。

恐らく自転車競技の中でも、最も機材の差は出やすい。

でもレース以外では使わないし、高額な機材を買うのは躊躇して当然。

予算に余裕がなければ、さっさと諦めたほうがいい。

最低限のもので出る。

これが楽しむための最短ルート。

ハンドル

ロードバイクで芯_芯400㎜だったら380㎜幅がいい。

ちょっと狭くすると力が入りやすくなる。

直角コーナーを曲がることはないし、もちろん路面のギャップもない。

不安定になる心配は、さほどいらない。

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まとめ

  • トラックレースはタイム系と順位を争う系の2種類のレースがある
  • レースに参加するときは、自転車競技連盟のHPを見てみる
  • 参加費が安くて、趣味を継続しやすい

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