ペダリング効率を高める⇒車でいうと「燃費をよくする」
車は、超頭のいい人たちが大勢集まって、めちゃめちゃ考えて燃費をよくするためにあらゆるロスを減らしています。
ということは、人がエネルギーを発生させる自転車はもっと考えて、1ミリだって無駄にしないように走りたいわけです。
考えるきっかけをあたえてくれるのがピストバイク。
軽くサイクリングに行くだけでも、いいペダリングが身についていれば、バイクが気持ちよく進みます。
ペダリング効率を高めることは、なにもレーサーだけのものではありません。
自転車を楽しむこと、そのものなのです。
この記事では、ピストバイクを使ってペダリング効率をアップさせる方法をお伝えします。
(前後にブレーキ付ければ、こわくないよ)
ピストバイク自転車通勤で良いペダリング習慣
ピストバイクとは、フロントもリアもギアは1枚。
リアについているギアは固定されていて、ペダルを回転させる方向と同じように回転します。
右クランクを時計回りに回せば前進。
反時計回りに回せば後退。
(2輪だからバックはできないけど)
これがピストバイクの最大の特徴。
だからピストはこわいって言われちゃう。
「足止めれらないんだよね?」
「ケイデンスでスピードをコントロールするんでしょ?」
「あぶなくない?」
いやいや。
足が止められないことが、直接危ないことにはつながらないのに、すごく特別扱いされちゃう。
昔、学校の先生が言ってたっけ。
「あぶないドロップハンドルでの通学は禁止!」
あれとよく似てる。
ペダリングはクセ
ペダリングはクセをつけることが大事。
小一時間サイクリングに行っただけでも、いったいクランクを何回転させるんでしょうか。
どうしても、ペダリングが乱れるときはあるにしても、なるべくその時間を減らすには、身につけることです。
いちいち考えなくても、その動作ができるようになったら身についたということ。
身につける=クセをつける
反復練習が必要です。
だから週末だけちょっと乗るだけでは、結構難しい。
だから毎日自転車通勤しているなら、それをピストバイクに変えてみましょう。
ちなみに固定ギアの加速感は、ロードバイクの比じゃない。
気持ちよすぎて、毎日乗りたくなっちゃいます。
もっと楽に走りたい!>>>ペダリングのコツ。自分の力を引き出す。
ピストはこわくない。乗りこなすポイント。
確かに、足を回すことをやめられません。
もしも止めるとどうなるか。
からだが浮き上がって吹っ飛びそうになります。
クランクは回り続けようとしてるのに、足を伸ばして止めようとすると、トランポリンでジャンプするみたいな感じになります。
正直、こうなった時にはビビります。
冷や汗とか出ちゃう。
でも、これは最初だけ。
慣れます。
続いて減速の話。
法律で自転車には前後のブレーキが必要です。
法律以前に、絶対に必要。
スピードをコントロールするのに「バックを踏む」と思っている人もいます。
バックを踏むとは、クランクを逆回転させるように力を入れるとスピードが弱まるから。
でも、そのスピード領域はママチャリ以下のスピードで走っている時の話。
特別なテクニックを使えば別でしょうが、普通の人が普通にピストに乗って、20㎞/hから0㎞/hに落とすのは、結構力と制動距離が必要。
というか、止まらない。
道路で乗りこなすポイント1
- バックを踏まない
減速する時は完全にブレーキを使います。
そうです。当たり前のことです。
ロードバイクで減速するときと同じことです。
むずかしく考えちゃだめです。
道路で乗りこなすポイント2
- 減速時には足を脱力
これだって、ロードバイクに乗っているときに自然とやっているはず。
減速する場面で、足を止めるか、回すかの2択の人はそんなにいないと思います。
ただ、0㎞になるまで足を回している人はいないと思うので、意識を変える必要はあります。
道路で乗りこなすポイント3
- ダンシングのあと、シッティングに入る瞬間
ダンシングのあと、シッティングに入る瞬間、一瞬足を止める人は多い。
これをピストでやっちゃうと、怖い思いします。
止めるまで行かなくても、ペダリングを緩めるのもだめ。
緩めた瞬間に、体が持っていかれます。
とまあ、ポイントを3つ上げましたが、徐々に慣れていくことで確実に解決します。
さらにピストへ興味を持った方へ>>>ピストバイクのススメ…効率のいいペダリングの為に
注意する点はあるけど、いずれも「慣れ」で解決
。
まだピストに乗ったことがない方は、ぜひ乗ってみてください。
フレームの違いの加速感が記事になることがあっても、固定ギアの加速感が書かれている記事は全く見ません。
フレームの違いなんかよりも、圧倒的に明らかな違いがあるんです。
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