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問題になったよねー。ブレーキなしピストで公道走行。
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/daaa390c.jpg)
わかる~。ブレーキなんてダサくねぇ?
確かに、ブレーキレバーとかブレーキ本体がついているピストは魅力的ではない。
シンプルであればあるほど美しいピスト。
(パワーメーターだの、ディスクだの、モリモリに付けていく方向性のロードバイクとは真逆)
が、しかしブレーキなしで公道を走ると道路交通法違反。
だから、仕方なく取り付ける。
ここが大きな間違い
道路交通法違反になるとか、そういう以前の問題。
ブレーキがあるからこそ、固定ギア本来の走りを楽しめる。
ファッションがきっかけだったとしても、固定ギアのおもしろさを感じるにはブレーキが必要。
ブレーキがない乗り物なんて、どうやってスピードを出すのか。
止まれないことを想像して、そ~っと走ってなにがたのしいのか。
固定ギアならではの、あの加速感。
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ロードバイクでは一生味わうことができない
それも、これもブレーキがあるからこそ。
止まれないのに、加速は出来ない。
ロードバイクの走りに磨きをかけるために、ピストに乗る。
ブレーキ取り付け論争
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_3368-731x1024.jpg)
ピストの美しさを損ねるブレーキ
ピストは自転車競技場のトラック内で走るもの。
ブレーキがないのって、危ないと思うかもしれない。
でもレース中、全員ブレーキがない自転車に乗っているので急に止まる人もいない。
だから、ブレーキがないからと言って、ロードレースはよりも危険かといえばそうとも言えない。
- トラック内は、一方通行だし路面はよく整備されている
- 何かが飛び出してくることもない
- 選手はトラック内で走るルールを守って走る
様々な理由で、ブレーキなし走行を可能にしてる
無駄が削ぎ落とされたピストバイクは美しい。
あのシンプルさは、ママチャリにもロードバイクにもない。
だから、公道を走るときにも同じルックスで走りたい。
だめ
ゼッタイ
公道と自転車競技場は条件が全く異なる。
確かにブレーキを付けてしまうと、一気にロードバイク感を醸し出してしまう。
せっかくのシンプルさが丸つぶれ。
これがブレーキをつけない理由のひとつ。
ブレーキを目立たないようにつける
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なるべくピストのアウトラインを崩さないために、ブレーキブラケットを付けない。
ロードバイクでいうデュアルコントロールレバーの部分。
変速はないので、デュアルじゃなくコントロールするのはブレーキだけ。
ドロップハンドルなら、ブレーキブラケットを取り付けるのが一般的。
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_3361-1.jpg)
一番ブレーキをかけやすいし、ドロップハンドルの恩恵を一番感じられる。
しかし、問題がある。
ブレーキが目立つ
ピストを知らないひとからすると、違和感のある表現。
当たり前の部分に、当たり前のパーツがついていて、なにがわるいのか。
ピストのシルエットに見えなくなる
だから、ドロップハンドルのステム脇にあるフラット部分に取り付ける。
そうすれば、横から見たときのシルエットが崩れない。
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/50f50fad.jpg)
でも、フラット部分だけを持って走る気なの?
自転車はかっこよく見えるかもしれない。
でも、乗っているときのフォームはダサくなる。
いわゆる「おったち」フォームで走ることになる。
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/2023/01/ivan-hermawan-IZtha2j81o8-unsplash-1-1024x723.jpg)
さらに、フラット部分は短い。
必然的にグリップする位置がせまくなる。
ということは、安定したハンドリングが難しい。
見た目はスッキリするかもしれないが、肝心の走ることが楽しくなくなる。
なくても止まれそうな気がする
固定ギアといえば、ペダルを後ろに回すとホイールも後ろに回る。
ゆっくり走っているときだったら、ペダルを逆回転させるように踏めば(バックを踏む)自転車も止まる。
だから、普通に走っているときでも、ペダルを止めればスピードを落とせるんじゃないかと勘違いする。
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/93fe8862.jpg)
まず無理
スキッドというホイールをロックさせて減速する方法もあるけど、そんな簡単ではない。
そもそも、タイヤが減りまくる。
トレーニングとしてピストに乗るのなら、バックを踏むことで減速は考えるべきじゃない。
普通にブレーキすればいい話。
関連記事>>>【ロードバイクの基礎】シクロクロスとピストはごまかしがきかない
ブレーキがあることで楽しめる
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_3365-1024x869.jpg)
独特な加速感を味わう
ブレーキがあれば、スピードを出しても止まれる。
ロードバイクに乗っているのと同じ。
安心して加速できる。
シングル固定ギアは、変速機のある多段フリーギアよりも、めちゃめちゃ駆動効率がいい。
- チェーンも屈曲してないし、チェーンラインもまっすぐ
- フリーギアにするためのラチェットで発生するロスもない
- とにかくダイレクト
ペダルを踏んだときの、前に進む感じがチョーダイレクト。
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/imgs/0715f8f1.jpg)
100万円のロードバイクでも味わえない
乗っているだけで気持ちいい。
この感覚を存分に味わうには、しっかりと止まれなくてはいけない。
だからブレーキは必要。
下りがおもしろい
固定ギアは、下りでもペダルは止まらない。
このことをしっかりと頭に入れなきゃならない。
でも、体が覚えてしまったら峠の下りが超絶おもしろい
ヘアピンカーブはペダルが地面に擦るのが怖いけど、高速コーナーがたまらない。
回しているクランクと、ホイールのジャイロ効果が相まって、バイクを操ってる感がすごい。
(原理はよくわかんないけど)
2種類のギアがハブの両側に取り付けられるホイールを用意することがおすすめ。
下りは重いギアでケイデンスがマッチするとおもしろくなる
余裕が生まれる
スピードが出るとなぜ怖いのか。
それは、止まれるか不安だから
だから、よく効くことが把握できている乗り物だと、安心してスピードを出せる。
かっこよくピストバイクにブレーキを付けていなかったら、当然止まれない不安に包まれる。
だからスピードを出せない。
でも、しっかりとしたブレーキが付いていたなら、思いっきり走れる。
余裕をもってピストに乗りたい。
関連記事>>>【固定ギア】シングルスピードでロングライドは半端ない満足感【カフェに寄り道】
ブレーキを取り付けるには
![](https://english-bike.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_3362-975x1024.jpg)
フレーム選び
競輪フレームには、ブレーキ取り付け穴がない。
バリバリの競技フレームにもない。
- ストリートもいけるよ
- でもトラックも入れるよ
みたいなフレームがおすすめ。
ブレーキをアダプターなしで取り付けられる。
買う前に注意する点は、まずブレーキ穴があること。
前後ブレーキ取り付け可能なエアロフレーム チネリ VIGORELLI(ヴィゴレッリ)
アダプターでブレーキがつけられる
それでも、競輪フレームとかピュアレーシングフレームをもらったひとには、ブレーキを取り付けられるアダプターを取り付ける方法がある。
ピストは草レースも非常に少ないし、レースに参加して部活に混ぜてもらってる感じ。
高校や大学のクラブ活動としては活発だけど、社会人になったらやめちゃうひとが多い。
だから、周りの人に聞いてみると案外、家に眠ってるピストフレームがあるかもしれない。
でも、それはきっとブレーキ取り付け穴がないやつ。
だから、これ。
リア用。昔あった板状のものより、だいぶかっこよくなってる。
![](https://m.media-amazon.com/images/I/5157Q-SjY0L._AC_.jpg)
リアだけでなく、しっかりフロント用も取り付けよう。
![](https://m.media-amazon.com/images/I/51djk4PFaqL._AC_SX425_.jpg)
こちらのブレーキレバーは握りやすくて、ブレーキもかけやすく外側に大きくせり出している。
![](https://m.media-amazon.com/images/I/51pXg1WuwFL._AC_SX679_.jpg)
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ピストに興味はあるけど、なかなか踏み切れない…
まずは、フラットバー&フラぺピストから始めてみるのも一つの手段。
BIANCHI ( ビアンキ ) ピスト・シングルスピード PISTA NERO SS US Mode
まとめ
ブレーキ取り付け論争
ブレーキはないほうがカッコいいけど、それだと結局楽しめない。
ブレーキがあることで楽しめる
乗り物は自分のイメージ通りに止まってくれないと不安で乗れたもんじゃない。
ブレーキを取り付けるには
買うならアダプターのいらないやつが手っ取り早いけど、まずはピストフレームを確保すれば大丈夫。
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