シクロクロスがメインとかありえないでしょ
そうそう、人気が出てきたとはいえ、あくまでオマケ的にやってる
まだまだ、シクロクロスを自転車活動の中心においている人は少ない。
でも、昨今の国内シクロクロス環境は確実に向上している。
なのに、なぜシクロクロスをメインとして活動する人が少数派なのか。
非オリンピック競技だから
すでにシクロクロスが好きだとか、知っている人には関係ない話。
でも、まだ知らない人にとっては重要なこと。
競技の普及には、その時点で自転車に深く興味がない人に、いかに興味を持ってもらうことが重要。
オリンピックに出るわけじゃないけど、同じ自転車競技ならオリンピック競技に目がいっちゃう。
しかし、趣味として自転車に取り組む社会人には、都合がいいシクロクロス。
ただシクロクロスに足りない点がある。
ブランディングされてない
シクロクロスには、メインにできるポテンシャルを十分に秘めてる。
自転車レース活動のメインをシクロクロスにしてみる。
感動を倍増できる。
時代は変わった
大人の遊び
マスターズが盛り上がりを見せている国内シクロクロスシーンを見ればわかる年齢層の高さ。
理由は危なくないから
(もちろん、全くけがをしないという意味じゃないけど)
- 絶対スピードが低い
- MTBコースのように難しくない
- 集団で走る機会が少ない
- 集団走行の独特なルールを習得する必要がない
他の競技と比べても、けがをする確率が低い。
だから家族、会社など責任が重くなってきている年齢層でも、安心して楽しめる。
ではなぜ、シクロクロスをメインとして活動している人が少ないのか。
「ロード選手のトレーニング」という位置づけを払拭できていないから。
いっぽう、人気が出る理由
各地でシリーズ戦が行われている。
ロードレースやMTBレースを転戦するより、遥かに移動距離が少なくて済む。
- 人気がある年齢層には時間がない
- お金があったとしても時間は買えない
- 年齢が上がれば、移動がしんどくなる
- エントリー費が安い
これらの理由があり、人気を押し上げている。
単なるトレーニングではなくなった
「シクロクロスとは」って調べると、必ず出てくるロード選手のトレーニングが起源説
ほかの競技は、競技内容の説明なのにシクロクロスだけが歴史の説明から。
ワールドカップや、ベルギーのシリーズ戦を見れば、大勢の観客を集める一大イベントであることがよくわかる。
そういったレースでは、シクロクロス専門の選手が強い。
リザルトは、シクロクロスチームが上位を占める。
さらにトップシクロクロス選手が、ロードレースでもトップを走る時代
だからと言って、ホビーライダーには関係ない話だけど、ちょっと古いシクロクロスのイメージは、ヨーロッパのレース見ると一瞬で吹き飛ぶ。
シクロクロスをおまけとして捉える時代は終わった。
関連記事>>>【シクロクロス】初めてのレース参戦完全ガイド!【シクロクロスは自転車の基本が学べる】
長いオフの過ごし方
ロードバイクには乗らない
シクロクロスをメインにすると決めたら、ロードバイクには乗らないほうがいい
理由はただ一つ
慣れるため
ロードバイクとシクロクロスでは、フレームのジオメトリーの違いで、ハンドリングや視線が違う。
夏はロード、レースだけシクロクロスに乗るとなると、
- シクロクロスバイクに乗る時間は非常に少なくなる
- オフロードシューズを履かない
- オフロードペダルに慣れない
- クリートの位置がイマイチわからない
シーズン直前で、ちょこっと乗り降りの練習をしてもクリートがスムースに入るわけがない。
だから、シクロクロスバイクが体に染み込むまでは、常に乗るのがおすすめ。
ランニングを取り入れる
シクロクロスでは、バリアーやサンドセクションで、ランニングを強いられる。
コースによっては、100mぐらい走るようなコースもある。
さすがに、普段ランニングをしていないとキツイ。
使う筋肉が違う
普段自転車に乗っていても「運動不足の人」のように筋肉痛になる。
自転車を担いだり、持ち上げたりして走るわけだから、足にも負荷が大きい。
レースでいきなり走ることになると、怪我にもつながる。
週一回、15分でもい。
走ることに慣れておく必要がある。
頑張りすぎない
オフシーズンは長い。
ロードレースなら、冬でもどこかで開催されている。
でも、シクロクロスの夏開催はない。
(AJOCCという団体がスケジュール管理していて、一目で全国のレース開催日程がわかるようになってる)
だから、4月からのオフシーズン最初から頑張りすぎてはいけない。
モチベーションをコントロールする必要がある
高強度なトレーニングをはじめから取り入れると、中だるみや尻つぼみになる。
シクロクロスをメインに切り替える決断をしたシーズンは、特に注意が必要
仕事が忙しくてトレーニングができない時だってある。
そこでも、モチベーションを維持する余力を残すことだって重要。
がむしゃらにやればいいってものじゃない。
関連記事>>>ロードバイクの精神論が避けられない理由
1つに集中
狭く深く楽しむ
ロードも、MTBも、シクロクロスも全部楽しむ。
それも一つの楽しみ方。
そして、もう一つ。
一つの種目に集中して楽しむ
あまり流行らない楽しみ方かもしれない。
でも、1つに集中することは、時間を集中投資できる。
プロ選手のように、生活をかけて自転車をやるわけにはいかない。
生活以外の時間を趣味に投じている。
少ない時間を分散してしまうと、楽しみも薄まる
今風じゃないけど、集中することは悪くない。
メリハリで楽しさ増大
趣味にとってマンネリは、最大の敵
マンネリ化していることにすら気が付かず、やめていく人も多い。
決して自転車がおもしろくしてくれるわけじゃない。
自分で面白くするしかない。
メリハリをつけるのは一つの対策。
種目は違えど、一年中自転車に乗るのは飽きる原因を作ってる。
シクロクロスに集中することで、ロードレースやMTBレース参加のことを考えなくなり、オフシーズンにメリハリが生まれる。
自転車を続けていくうえで、とっても大切な考え方。
節約もできる
当然ながら、機材は一つでいい。
- シクロクロスバイクならロードレースにも出られる
- オフロードシューズがあれば、オンロードもこなせる
ディスクブレーキ化に伴う、完成車の値上がり感は、自転車普及のハードルを高くしている。
もう、ディスクブレーキとかいらないから安くしてほしい。
と言っても、時代の流れには逆らえない。
だったら、自転車を共通化して多種目に出られるように備えたほうがいい。
シクロクロスをメインとしつつ、トレーニングとしてロードレースに出るぐらいならシクロクロスバイクで十分。
一種目に集中することで、深く楽しみつつ節約もできる。
関連記事>>>【ロードバイク化】シクロクロスバイクで全部こなす【小さい違いは気にすんな】
まとめ
時代は変わった
シクロクロスをメインとして活動しても、十分に楽しめる環境が整っている
長いオフの過ごし方
メインを切り替えても、がんばりすぎないのが尻つぼみにならないコツ
1つに集中
集中して打ち込むことで、見えないものが見えてくる
趣味に深みを
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