シクロクロスといえば、特徴的なのがシケイン(バリアー)。
高さ30㎝ぐらいの板が突然コースに表れて、そこをジャンプしたり、降りて自転車を持ち上げて越えなければならない、やたら体力を消耗させるのがシケイン。
このシケインをスムースに越えられるかどうかは、体力セーブができるかどうかに直結します。
そして何より、カッコ良さの分かれ道です。
- レースに出たことあるけど、なんかシケインがうまくいかない
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どうしたらスマートに越えられるのか
シクロクロスでシケインをこえるコツとは
基本的な練習方法として、シケイン数メートル手前で降り、バイクを持ち上げ、シケインを越えて、バイク飛び乗ります。
飛び乗りのコツ
飛び乗る時、右足の(右に降りる人は逆の足)靴底をお空に向けない事 です。
これをマスターすると体力消耗を抑えられ、格段にプロっぽく見えます。
体力消耗が抑えられる理由は、靴底の向きを意識すると必要以上にジャンプしなくなるから。
降りる時のコツ
バイクから降りて2歩でシケインを越えられるポイントまで降りない。
この2つを意識することで、その他の部分も自然と修正されていきます。
バニーホップ
バニーホップして越える方法もありますが、今のことろ、国内シクロクロス事情においては、まだまだ浸透していません。
いくらトレーニングで成功しても、非常に高い心拍数で走るレースでミスなく成功させるには、かなりハードルが高いでしょう。
完全に出来るようにならないと危ないし、逆に遅い…
初心者はまず、基本を習得しましょう!
シケイン後の乗車時フォームの差
大体の人は、降りる動作に関して大きな差はありません。
でも、乗る動作は練習量によって大きな差が出てしまいます。
- 飛び乗る際に、左足(右に降りる人は右足)をケンケンする人。
- 高く飛びすぎて、サドルに突き刺さるように乗る人(毎回痛そう…)
- そもそも飛び乗らない。スーパーで買い物が終わって自転車で帰る人みたいな人。
上位カテゴリーで、ここまでの人はあんまりいませんが、いなくもありません。
それほどに、シケイン動作のフォームは軽視されています。
自転車系のWEBサイトでも「How to シケイン越え」みたいな企画がありますが、あればっかりみても、うまくなりません。
記事には美しいフォームを語る事は少ないからです。
(そもそも、そんな記事すくないけど)
乗車時の動作で一番差が出るのが、右足(右に降りる人は左足)のフォームです。
膝を高く保って、つま先がやや下向き。
そしてサドルすれすれにジャンプする事。
シケイン練習のお手本
シクロクロスの神様 Sven Nys のHow to 動画。美しい右足が見られます。
動画は重要な場面から始まります。
そして冒頭でもお伝えした 靴底がお空に向いていません。
ヨーロッパプロ選手のシケイン越えをよく観察(2018-2019シーズンではドロドロレース以外は下位選手までバニーホップで越えているので、古いレースを見るのがおすすめ)することが非常に大切です。
そこには、一番カッコよくてロスがない、省エネルギーの秘密が隠されています。
次に降車での最重要ポイント。
「シケイン手前で降りて、2歩でまたいで、3~4歩で乗る」
これができている選手はかなり少ないです。
5歩も6歩も手前で降りている人が大多数です。
体力を消耗させますし、見た目のバタバタ感が素人感を生み出します。
2歩でシケインを越えられるところまで、乗っているので体力消耗も少ない。
シクロクロスに出たことがある方なら、わかると思いますが、シケインがうまくいかないと、かなり体力の消耗を強いられます。
ただでさえ、走りのリズムを崩されるポイントだからです。
主にシケイン手前について⇒シクロクロスのシケイン越えの件 その2
レースは準備が不可欠⇒シクロクロスのおすすめ準備品!
まとめ
- シケインの練習は右足の膝と足の裏
- 降車時と乗車時の歩数に注目
- お手本はプロ選手動画を参考に
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