まさかロードバイクとは関係ないでしょ
ロードバイクもバランスをとるスポーツ。めちゃくちゃ関係ある
スラックラインとは、綱渡りにアクションを加えたスポーツ。
その中でも、大きく2種類に別れてる。
綱の上をジャンプしたり、回転したり技を競う競技
ロングラインという長い綱を渡る綱渡り競技
おすすめは「ロングライン」。
スラックラインとロードバイクの共通点
- 左右対称の運動
- 体幹の強さが求められる
- 常にバランスを取る必要がある
スラックラインには、2輪のスポーツに求められる基本動作が色濃く詰まってる。
ロードバイクといえば、機材にばかり着目しがち。
実は、意識することがあまりないバランスこそ、2輪のスポーツには超重要な課題。
- 左右均等なペダリングができているか
- 集団走行では余裕を持って走れているか
- 障害物を冷静に避けられるか
大人になってロードバイクを始めると、改めて基礎を習う人は少ない。
買い物自転車は乗れる=ロードバイクも乗れる
確かに乗れるけど、乗りこなせているかは別。
スラックラインは、バランス感覚を鍛えられる。
パワーメーターとZwiftで鍛えたつもりでも、実力を発揮するにはバランス感覚が必要。
ロードバイクでは、軽視されがちな技術面を鍛えられるのがスラックライン。
スラックラインとは
シンプルなスポーツ
公園やテレビで見たことありますか? 綱渡りみたいなやつ。
ロープじゃなくて平べったいラインを歩きます。
あれがスラックライン(英語名:slackline) というスポーツです。
長さを変えれば難易度調節できるので、どんなに運動神経無い方もほぼ100%歩けるようになります。
最初は誰だって初心者ですが、人間は本来から不安定な上を歩けるスキルを持ってたんだなあと思わせるほど身体が勝手に進化して歩けるようになるんです。
出典:スラックラインの歩き方
要は、ただの綱渡り。
でも、綱じゃなくてベルト。
技を競うラインの幅は5cm。
長いラインを渡る「ロングライン」は2.5cm。
より、バランスを取る負荷をかけるために細く設定されてる。
一般的に10mがロングライン入門の長さ。
はじめは、両足をラインに乗せることができないほど難しい。
慣れてきて、少しずつ進めるようになってはじめの難関が、ラインの真ん中5m付近。
当然、一番ラインがたわんで、一番の揺れるポイント。
体幹の弱さが露呈する。
身体の軸がわかる
人には利き手、利き足がある。
必ずどちらかを優先させてしまう。
優先度が高すぎると、左右均等なフォームにならない。
サイクリストにとって、重要なペダリングに直結することになる。
例えば、ダンシングするとき、バイクを傾ける角度が均等になっているかを意識できるようになる。
体の使い方に意識を持っていける
これが、省エネにつながり、速さに繋がっていく。
普段、体の軸なんて意識することはない。
ところが、スラックラインに両足を載せた瞬間、意識せざる得ない体の軸。
おへそのあたりと背中に感じる体の中心。
2輪に乗っている以上、バランスを取り続けている。
でも、無意識。
バランスを取るのが、上手いのか、下手なのかもわからない。
スラックラインに乗れば、一発でわかる。
下手だったことが。
バランスを取ることに、筋肉を使い、修正の動作が発生しているかもしれない。
これらの無駄な動きを推進力へ集中させる。
これがスラックラインの効果。
関連記事>>>ロードバイクに乗る時、ダンシングしてますか?
ロードバイクとの共通点
左右のペダリング均等化
ペダリングは、左右均等になるのが望ましい。
でも、やっぱり偏りがある。
出力や、回す技術を均等にするのは難しい。
もちろん修正は、ペダリングをしながらでないとできない。
しかし、スラックラインは、バランスを均等にするイメージを養うことができる。
すでに自転車は、バランスをとって乗っている感覚はない。
だから、修正もしにくい
スラックラインは、不安定そのもの。
常にバランスを取らなくてはいけない。
この感覚が、ペダリング修正にも効いてくる。
上半身の大切さを知る
自転車は腰から下に意識が行きがち。
ペダリングをしているのは足だから、当然と言えば当然。
しかし、その動きを支えているのは上半身。
路面のギャップや、悪路に入った時、密集した集団内の身のこなしは、上半身の動きに依存する。
状況に応じた上半身の動作ができていれば、余裕につながる。
余裕ができれば、ペダリングに集中できる。
スラックラインも上半身の動きがポイントになる。
バランスをとろうと、もがき始めると即落下。
落ちないように、冷静に粘る。
ライン上で落下しないように粘ることで、バランス感覚が養われる。
スラックラインをやった後、ロードバイクにまたがると得られる感覚
- バランスよく両足を使おうとする意識
- 上半身と下半身の連動
- 軸が備わった感覚
いい機材を用意すること、心肺機能を鍛えることも確かに重要。
しかし、それを十分に発揮する動作を習得しないと意味がない。
関連記事>>>ペダリング効率アップ! ピストでロードワーク
走る技術を磨く
伝達効率を上げる
社会人ホビーライダーは忙しい。
練習に明け暮れる訳にはいかない。
自転車以外の趣味だってある。
家族との時間も大切にしたい。
だから、最小限の練習時間で、最高のリザルトを出したい
自分が満足できる走りをしたい。
それには、伝達効率を上げる努力にも時間配分をしたほうがいい。
ところが、ロングディスタンスがもてはやされるロードバイク界隈では、技術的な話はウケが悪い。
ストイックな一部のマニア向けのだ話題と思われがち。
ところが、伝達効率を上げるのはサンデーライダーから、大いに関係がある。
ペダリングは当然のことながら、スラックラインをはじめ、上半身の動作を見直すことは、走りが快適になる。
快適さを求めて高級カーボンバイクを買うことを考えても、フォームや動作については二の次になっていることが多い。
あくまで、エンジンは人。
100万円のロードバイクを買っても、1㎜も勝手には動いてくれない。100万円のロードバイクを買っても、1㎜も勝手には動いてくれない。
関連記事>>>【ペダリング】時間がないから効率をあげる【レースしなくても重要】
集中力を上げる
ロングラインを渡り切るには、相当な集中力が必要。
雑念が入ると簡単にラインから落下する。
集中力を養う方法は、座禅を組んでみたいな方法もあるけど、正直おもしろくない。
スラックラインなら、失敗を繰り返しながら上達していく楽しみがある。
そのうちに集中力が上がる。
集中力が改善しなければ、渡りきれない。
渡りきったときの達成感もある。
集中力を養うのに最適な方法がスラックライン。
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まとめ
ラックラインとは
綱渡りを手軽にかっこよくした新しいスポーツ
ロードバイクとの共通点
バランスを取り続けるスポーツと多くの共通点がある
走る技術を磨く
フィジカル面、機材面ばかりに気を取られてはいけない。
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