最近自分のペダリングについて、考えるようになってきた
速い連中は、もっと効率よくペダルを漕いでるんじゃないのか?
サイクリストなら、一度は考えたことがあるこの大問題。
なにも考えなければ、考えなくても出来てしまうのもペダリング。
しかし、自分の力の伝え方次第で、自転車の進み方が変わってくる。
心肺機能を鍛えることは重要だけど、今持っている力を最大限に推進力へ活かしたい。
ホビーライダーなら特にそう。
休日でもトレーニングだけしていればいいわけじゃない
ほかにもやらなきゃならないことは、山ほどある。
ペダリングスキルを上げれば、もうちょっとトレーニング時間は短くてもいいかもしれない。
効率のいいペダリングで、最小限の心肺トレーニングを目指したい。
意識することからはじめる
昔は違った
スキーのジャンプ競技のように、ペダリングにもフォームのトレンドある。
現代のレースでは、上ハン(ドロップバーのフラット部分)をもって、ヒルクライムするプロ選手は、ほぼいない。
昔は、サドルのできる限り後ろに座って、背中を丸めて上ハンをもっていた
当時、Gianni Bugno(写真)のフォームは美しかった。
このフォームを独学、推測で実現するには、踏み込むより引き足重視でペダリングする。
だから、シューズはギュウギュウに締めないと足がシューズの中で、浮きまくる。
サドルを、めいっぱい後ろに引くスタイルがカッコよかった。
でも、いまはそれが正しい気がしない。
きっと、なのも考えなければ、いまでもこのペダリングをしていたはず。
競技志向かどうかは関係ない
車で例えるなら、アクセルレスポンスがいいかどうか。
アクセルを踏んだら、すぐに加速してくれる。
カーレースにでなくても、車に求める性能の一つ。
ただ違うところは、自転車は人力。
いくら自転車がよくても、エンジンは自分。
自分の力の伝え方が「すすむ」「すすまない」の感覚に大きく影響することをわすれてはいけない
同じ自転車でも、いいかげんなペダリングと、考えたペダリングでは進み方の感覚がちがう。
気持ちよく自転車に乗れることは、継続の源。
目的がポタリングでも、サンデーライドでも、何も考えず乗ることが気持ちいい期間は限られてる。
ペダリング効率を考えて走ることで、気持ちよく乗れるようになる。
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プロも初心者も前乗り
アゴと初心者と前乗り
トレンドは前乗り。
前乗り:
サドルの前方に乗って、ペダリングすること
だから、サドルそのもののポジションも前になる。
プロ選手が前乗りでレースに出ている。
が、しかし前乗りの初心者も多い。
違いはなにか。
それはアゴの位置
初心者はサドルも前に出すし、アゴも前に出す。
アゴを前に出すことは、力の分散を招く。
ペダリングを考えるときには、全体のフォームも考えなくてはいけない。
アゴの位置も重要なポイント。
前乗りと引き足
前乗りになればなるほど、引き足は難しくなる。
引き足:
クランクを時計に例えると、1時から踏み込むとした場合、7時から12時にかけてのペダリング動作を指す
試してみると、ペダルを踏み込める手ごたえはあった。
もっと踏もうとすると、どんどん前乗りになっていく。
シートピラーも、オフセット0に交換。
引き足のことは、どんどん忘れていく。
サドルをレールの真ん中ぐらいにセット。
そうすると、上半身が前に出るのでステムも一気に20㎜延長。
このころには、引き足という単語すら出てこない状態。
試しに小一時間ライドしてみても、以前よりも進むような感覚がある。
前乗りポジションで1シーズン、数レース走ってみた結果は「疲れる」
前乗りは大腿四頭筋をメインで使うらしい(要はフトモモ)。
大腿四頭筋は出力は大きいが短時間しか持たない。
急に引き足のことを思い出した。
原点に返る必要性を痛感。
独学とスクール
スクールで教わる
トラック競技への参加に向けて、バンク走行のスクールに参加。
そのスクールのペダリング授業で教わったのは昔の通説。
冒頭のGianni Bugnoのフォームに近いものだった。
- ペダルは丸く回す
- 引き足は、踏む足に邪魔にならない程度に使う
- クランク長よりも大きいものを回しているイメージする
- 膝を高い位置に保つ
これを頭にいれてペダリングしてみると、膝が高く保てる。
腰から下で回せているような、より大きな筋肉を使えているような気がする。
大きな筋肉を使えているということは、疲れにくい。
決して引き足がメインではなかった。
引き足は強く意識するのではなく、踏み込む足をじゃましない程度に引き上げる。
スキーやゴルフのように、盛んではない自転車スクール。
各県の自転車競技連盟で行っている場合が多い。
乗り方を教わることを選択に加える。
現代の独学
白いウエアのコロンビアの選手の背中に注目。
腰から下でペダリングしているのがよくわかる。
さまざまな筋肉を総動員させている。
独学なら、イメージを持って走るのが大切
近くにスクールがなかったら、独学しかない。
いまでは、ネット記事や動画でいろいろな情報を得ることができる。
独学でうまくいく確率も高い。
なにより改善し続けていく事が大切。
いま、自分はどこの筋肉を使っているのかを感じながら走る。
時間はかかるけど、考えること、改善することを絶やしてはいけない。
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まとめ
意識することからはじめる
レースをしないから関係ないわけじゃない。みんなの課題。
プロも初心者も前乗り
自分のアゴに注意。
独学とスクール
学び続けることが大切。
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