「ダンシング」それは立ち漕ぎの事。
簡単なようで簡単でない立ち漕ぎ。
ダンシングができなくても、自転車は前に進むので深く考えた事はないかもしれません。
でも、ちゃんとできれば、めっちゃ楽に進みます!
- ダンシングについて、あまり注目してなかった人におすすめ
ロードバイクに乗るならダンシングをマスターして楽しさ10倍!
ロードバイクに乗る時、ダンシングしてますか?
スポーツバイクを始めようとしている人が、自転車に乗れないという事はないだろうし、うまく乗れず、悩んでいる人もいないでしょう。
でもサッカーとか、スキーとか、テニスだったら、始めるとき、うまい人に習う人も多いと思います。
それは、日常生活にその動きがないし、誰かに習わないとうまくできないから。
でも自転車はというと、乗り方をわざわざ習う人は少数。
スクールは各地で開催されているものの、スポーツバイク人口からすれば、ほんのわずか。
その理由は「乗れるから」。自転車は身近な乗り物だからです。
まだまだスポーツとしての自転車の地位が低い日本では、ロードバイクなんて、ママチャリの延長線上と思っている人も多数。
速い人のフォームは、カッコいいし、効率の良さが隠されています。
ダンシングのフォームも、プロ選手をよく観察して、まねしてみることが大切。
登りでも、平地でもとにかくダンシングの時間を増やしてみましょう。
いくら意識しても、シッティングのほうが時間は長いはず。
ダンシングできない人の症状
- バイクも体も全く振れず、腰だけ上がっている人
きっとバイクを左右に振ることが怖いのでしょう。
- バイクは左右に振れるけど、上半身がガチガチ
この症状がある人も多く見かけます。
強く意識することはありませんが、実はダンシングする時、わずかにハンドルを切っています。
そうすることで、上半身を大きく動かすことなくバイクを左右に振ることができます。
- ハンドルへ体重がのってる人
一応できているようにも見えますが、ダンシングはペダルに体重を乗せて、推進力にかえる動作です。
上半身の筋力不足と相まって、体重をペダルではなくハンドルに載せて、非効率なダンシングになっていませんか?
初心者こそダンシングを
「別にダンシングしなくたって、全部シッティングで100㎞ぐらい余裕です。」
ダンシングを知らなければ…。
もしくは、ダンシングすると逆に疲れちゃう人。
これまで30年間自転車をやってきて、多くの初心者の方と走ったことがあります。
ほとんどの初心者は、ダンシングをしません。
そんなのしなくても前に進みますから。
「1にも2にも体力をつける!」というぼんやりした目標に向かっているので、聞き入れられないのでしょう。
一方、シッティングからダンシングへ、無意識に移行できるサイクリストにとって、ダンシング禁止は拷問。
ペダルに体重を乗せられるという事は、単純にいえば力をセーブしながらペダリングできるともいえます。
まさに初心者こそ覚えるべきなのがダンシングなのです。
ダンシング習得方法
参考にするのはもちろんプロ選手。
マイナースポーツの世界は、あこがれの選手がいて始める人は少ない世界です。
日本ではメジャーな野球だったら、子供がプロ選手のものまねをすることは珍しい事ではありません。
ところが、自転車になるとプロ選手のものまねをする人って、僕のまわりにはいません。
プロ選手、プロレースの話題になることもほとんどありません。
いいフォームをイメージするわけでもなく、ただ走るだけになってしまうわけです。
本当は使い分けている
一口にダンシングと言っても、ダンシングをしっかりできる人はシーンによって使い分けています。
- バイクを倒す角度
- ハンドルを切る、切らない
- 上半身のクラウチング角度
- ハンドルを押すか、引くか
一つ一つ考えてフォームを選択しているわけではなく、シーンに合わせて、体が動くという感じです。
まずはとにかくダンシングしてみることが重要です。
- ダンシングが多い人は上手
- ダンシングが少ない人は下手
まずは、信号待ちの後や、短い上り坂でもダンシングをしてみることです。
結局
「結局、根性論かよ」というところもありますが、まるっきり感覚の問題です。
まずは、プロ選手を観察⇒ものまね。
どうしても、理論と説明があったほうが、トレーニングのきっかけになりやすいですが、かえって理論が邪魔になることだってあります。
イメージできるまで、プロ選手を観察しましょう!
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