えっ!自転車通勤をピストで?それは危ない
ピストが危ないのではなく、乗り手の問題。
なんでも、習慣にすることが大事。
毎日、正しいペダリングをすることで、初めてペダリング効率が高まる。
ペダリング効率を高める⇒車でいうと「燃費をよくする」
車は、超頭のいい人たちが集まって、めちゃめちゃ考えて燃費をよくする。
あらゆるロスを減らすために絶えず研究開発してる。
エンジンやEVでさえ、ロスを減らすことを考えてるのだから、人力ならさらに考えなければならない。
それを考えるきっかけを作ってくれるのがピストバイク。
いいペダリングが身についていれば、バイクが気持ちよく進む。
ペダリング効率を高めることは、自転車愛好者すべての課題。
ペダリングとは、自転車そのもの
自転車通勤×ピストバイクで、良いペダリング習慣。
ピストバイクの魅力
強烈なダイレクト感の自転車通勤
ダイレクトなのは気持ちいい。
フレームが硬くて路面の凸凹を拾ってしまうのとは別。
駆動しているときのダイレクト感がフリーギアと全く違う。
通勤という日常に、非日常なダイレクト感の乗り物が刺激的。
通勤が100倍楽しくなる
当然だけど、前後にしっかりブレーキをつければ、問題なく減速できる。
シンプルであることの美しさ
ピストバイクは、基本的にフロントもリアも、ギアは1枚。
(筆者のピストバイクは前後で4枚→詳しくはこちら)
リアハブにあるギアは固定されていて、ペダルを回転させる方向とリアホイールは連動する。
これがピストバイク最大の特徴。
- フロントメカもリアメカもない
- ブレーキレバーにシフト機能もついてない
- シフトワイヤーもコードも必要ない
とにかくパーツ点数が少ない。
電動シフトに、パワーメーター、ディスクブレーキと、シンプルからかけ離れていくロードバイクとは一線を画す。
自転車の原点を感じられるのがピストのいいところ。
結局ペダリングはクセ
いちいち考えられない
なぜ、毎日通勤で乗ることを勧めるのか。
苦しい場面では、ペダリングのことなんか気にしていられない。
しかし、ペダリング効率の良さが効いてくる場面は、苦しい場面。
なにも考えずとも、高効率なペダリングができていれば自分の力を発揮できる。
だからこそ、ピストで自転車通勤がいい。
毎日ピストに乗ることで、クランクの円運動が身体にしみこんでくる。
これが最も効果的。
通勤で鍛える固定ギアの扱い
ペダリングはクセをつけることが大事。
たった数キロの通勤路でさえ、いったいクランクは何回転するのか。
相当な回転数であることは間違いない。
この時間を使わない手はない。
平日の通勤ではピスト。
週末はロード。
このパターンを続けると、ピストにまたがった瞬間に足を止める動作をしなくなる。
頭がごちゃごちゃになったりはしない。
最初のうちはロードに乗った時、ペダリングがギクシャクするかもしれない。
それは、ペダルに力を入れにくいポイント(上死点、下死点)を、固定ギアに任せてしまっていた証拠
クランクを回しているのではなく、回されていたってこと。
どちらに乗っても、同じようにペダリングできるようになったら、よいペダリング習慣が身に付いた証拠。
個人差はあるけど、時間はかかる。
だから、通勤でピストがいい。
関連記事>>>【自転車通勤の汗対策】自転車通勤歴20年でわかった3つの対策
ピストはこわくない
怖いと言われるイメージ
足止めれらないんだよね?
ケイデンスでスピードコントロールするんでしょ?
ダンシングとかできる気がしない
通勤でピストを乗りこなすポイント
1.バックを踏まない
減速する時は完全にブレーキのみを使う。
ロードバイクで減速するときと同じ。
2.減速時には足を脱力
ロードバイクに乗っているときに自然とやっているはず。
足は回転させたままで、ペダルに力を入れていない状態。
固定ギアだからと言って、力まない。
3.ダンシングのあと、シッティングに入る瞬間
ダンシングのあと、シッティングに入る瞬間にペダリングを止めるか緩める人は少なくない。
これをピストでやってしまうと、身体が浮き上がることになる。
止めるまで行かなくても、ペダリングを緩めるのもだめ。
緩めた瞬間に、体が持っていかれる。
逆に、ピストでダンシングとシッティングがスムーズできるようになれば、ロスがなくなった証拠。
慣れることが肝心
足を止められないことが、直接危ないことにはつながらない。
その昔、学校の先生が言ってた。
「危ないからドロップハンドルの自転車通学禁止!」
たぶん、その先生はドロップハンドルを握ったことがない。
これとよく似てる。
イメージだけが先行してる。
確かに、足を回すことは止められない。
もしも止めるとどうなるか。
身体が浮き上がって吹っ飛びそうになる。
例えば、
クランクは回り続けようとしてるのに、足を伸ばして止めると、トランポリンでジャンプするみたいな感じになる。
(ジャンプするときは足を延ばして、フィニッシュを決めるときは膝を曲げて吸収してる)
実際に、その場面になったらかなりビビる。
冷や汗全開。
でも、これは最初だけ。
慣れる。
慣れるまで、乗り続けること。
案外、苦しい場面で足を止められないことを気を付けているのに、コンビニの駐車場に入る手前とかが要注意。
気が抜けたときに、それは起こる。
でも、スピードは出ていないのでビビるだけ。
チネリのピスト
ピストフレームと言っても競輪の地味なやつを想像してはいけない。
チネリのピストはオシャレ。
ストリートカルチャーの流れからか、最近のロードバイクのどれもこれもマットブラックとは違う。
カラーリングだけでも、ワクワクする。
チネリのピストで通勤してたらめっちゃオシャレ。
まとめ
ピストバイクの魅力
自転車の基本が詰まってるのに、みんなやらない。
結局ペダリングはクセ
通勤でクセ付け。
ピストはこわくない
イメージだけで決めつけない。
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