めんどくさいこと考えないで、とりあえずスタートすればいんじゃね?
いや、全然違う。
後から追い上げるなんて、なかなか難しい。
ラインも限られるし、ペースも乱れる。
ロケットスタートをかまして、オーバーペースになったとしても、スタートで前に出ることは重要。
後方に追いやられれば、そこでのペースに巻き込まれる。
そこから前に上がる強靭なメンタルがなければ、それまで。
だからスタートから1/3周ぐらいまでは、とにかく前に出ることを考える。
自転車レースはマラソンじゃない
スタートダッシュを決めろ
現状のスタートを振り返る
左側通行の固定概念
日本は左側通行。
自転車は車道左側の端っこを走るようになってる。
赤信号で止まったら、大体の人は左のビンディングペダルから足を外す
その方が、足が車道に飛び出ないから。
歩道の縁石に足を置いて、サドルから降りなくてすんだりもする。
そして信号が青になったら、再スタート。
この習慣をそのままシクロクロスのスタートに持ち込んではいけない。
右利きだったら、右足の方がペダルをキャッチしやすいのではないか?
普段は道路事情から左足でキャッチ&リリースしてるけど、なかなかすんなりキャッチできない人は多い。
ペダルがどこにあるか、下を向いちゃったりして。
これでは、ロケットスタートどころではない。
今一度、利き手と同じ足で試した方がいい。
意外にいつもよりすんなりキャッチできるかもしれない。
上半身は?
思い出せないなら、それはなにも注意していない証拠。
小学校の学級対抗リレーだって、スタートの時は上半身を屈める。
町内の運動会でやるリレーでさえも。
ところが、自転車にまたがるとそんなことは忘れる。
気分も上がる。
ダンシングでスプリントできる?
できてるつもりでも、できてない人が多いのがダンシング。
しかも、スプリントとなると難易度が上がる。
本気でダンシングしようと、バイクを左右に振る。
タイミングがずれて結局本気を出しきれない。
こんな人が多い。
スタートして、いきなりシッティングでは、あっという間に後方へ追いやられる。
シミュレーションしてみるのが一番いい。
練習することで落ち着いてレースできれば、かなりのアドバンテージを得られる。
関連記事>>>【シクロクロス】初めてのレース参戦完全ガイド!【シクロクロスは自転車の基本が学べる】
スタートでつくる有利な条件
弱気とか遠慮
スタート直後、みんな殺気立ってる。
そうなったら最後。
気が付いたら、集団後方。
こんなことはよくある。
カテゴリー1ともなると次元が違う。
スピードもそうだけど、大きく違うのは「気迫」
適当にスタートダッシュしている人は一人もいない。
しかし、下位カテゴリーならチャンスはある。
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いまどき気合って…パワーメーターとズイフトと科学でしょ。
そうなんだけど、それはある程度のレベルから。
競技の結果は下位クラスほど、メンタルが占める割合が大きい。
1シーズンに何レースも出るなら、途中で走れなくなってもいいから、1周目だけにかけてもいい。
きっと違った世界が見える。
後から追い上げるのは無駄な労力
シクロクロスは競技時間が非常に短い。
シクロクロスに初めて出るならカテゴリー4で30分。
実際には最初の周回タイムで、周回数が決まるから30分未満になるケースもある。
シクロクロスは、走行ラインが非常に重要。
すこしラインを外したら石があったり、重い路面だったり、滑ったり。
だから、
- 前の選手を追い抜くのはリスクを伴う
- リスクがなさそうなポイントで、追い抜く必要がある
- スタートからいい位置をとり、順位を下げない努力をするほうが無駄がない
下位カテゴリーほど狙い目
スタートの重要性を理解している選手は少ない。
なんとなくダッシュしているだけで、位置取りまで考えている選手となると皆無に近い。
そんな状況の中「スタート」を真剣に取り組むことで、チャンスを作れる。
関連記事>>>【シクロクロス練習】意外と思いつかない練習方法【飛び乗りだけじゃダメ】
スタートは練習が必要
練習する人は少ない
見たことない。
スタートを練習している人。
自分で「3、2、1 スタート!」なんて言ってたら、バカバカしいし…
でも、スタートのタイミングは、他から与えられるもの。
キッチンタイマーのアプリとかで、30秒後にアラームをセットして似た環境を作りたい。
緊張がペダルをキャッチさせない
できれば、複数人でスタートだけの練習をしたい。
焦る状況を作り出すために。
この心配が緊張となり、
レースに限ってペダルキャッチができなくなる
対策→慣れる
これしかない。
普段、走っているときにペダルの脱着練習をしても無意味。
これと似た環境で練習することが重要。
ハンドルグリップ位置
海外のトップシクロクロス女子選手の中には、下ハンを握ってスタートする選手がいる。
国内外の男子選手には見られないフォーム。
これは日本人小柄男子には、共通するのではないか。
ダッシュしやすくなることは間違いない。
試す価値はある。
まとめ
現状のスタートを振り返る
スタートは、普段の信号待ちと同じじゃない。
スタートでつくる有利な条件
スタートがよければ、その後の結果もついてくる。
スタートは練習が必要
みんなやってないなら、そこがチャンス。
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