ピスト

ピストの爽快感は格別。でもいきなり固定ギアを買う人は少なくて、すでにロードバイクを持っている場合が多い。だから、必要性において、かなり優先順位が低くなってしまう購入に迷ってしまうのは、そんな理由から。

確かに、ブレーキレバーとかブレーキ本体がついているピストは魅力的ではない。シンプルであればあるほど美しいピスト。が、しかしブレーキなしで公道を走ると道路交通法違反。だから、仕方なく取り付ける。ここが大きな間違い。

北アルプスは、異国のような景色で感動する。あまりお目にかかれないほど長いアップダウン。惰性を利用して、登りを攻略していくのがおもしろいピストにぴったりのコース。何度か通ってるけど、気が付かなかったカフェにも寄り道。

ピストバイクのホイール固定方法がめんどくさい。それはナット締め。そもそも、ピストをロードワークで使おうとする、非常に少数派だけが感じること。さすがにロードワークでギアが一枚はキツイ。両側にギアを取り付けられるハブでホイールを外して反転させる

自転車をやっているなら、一度は体験しないともったいない。バンクはこの上なく路面がきれいだし、車が横から飛び出して来ることもない。実はめちゃくちゃ安全に楽しめる。バンクなら、固定ギアならではのロスの無い加速感が際立って、体感速度はマックス。

ペダリング効率を高める⇒車でいうと「燃費をよくする」ペダリング効率を高めることは、自転車愛好者すべての課題。危ないかどうかは、乗り手の問題。毎日、正しいペダリングをすることで、ペダリング効率が高まる。

ピストがペダリング改善に役立つことは古くから言われている。ジロ・デ・イタリアで総合50位をたたき出した市川正敏氏が雑誌でピストを勧めていた。「冬はロードバイクに固定ギアのホイールを取り付けてトレーニングするべき」

効率のいいペダリングを身に着けるのには、ピストに乗るのが最適。ピストって一般的には、自転車競技専用のオーバルコースを走るもの。でも、なかなか走る機会を得られない。だからピストでロードトレーニングするのがおすすめ

深く考えなくても前には進む。ピストや、シクロクロスは、考えながら走る必要がある。ロードバイクだけで、ライディングテクニックをつけるのは時間が必要。ペダリングやマシンコントロールに、負荷をかけた状態で走れば上達が早い。今すぐ違うカテゴリのバイクに乗るべき。