

ウエアにお金かけるぐらいなら、自転車パーツが先でしょ
自転車マンのよくあるパターン。
パワーメーター装備なのに、10年前のヘルメット…
高級カーボンフレームなのに、15年前のサングラス…
電動シフトなのに、くるぶしソックス…
まー、自転車にお金がかかりすぎるというのもある。
でも、どうしてもウエアを軽視しがち。
だから、昔買ったウエアをいつまでも着ている人がゴロゴロ。
そりゃ、まだ着れるだろうけど、時代の流れってものがある。
機材の時代の流れは敏感なくせに、ウエアの流れの察知能力はゼロ。
やっぱりバランスよくありたい。
そして、どうせ乗るならカッコよく乗りたい。
普段着なら、それなりに気にするのに自転車ウエアとなるとぜーんぜん。
自転車パーツを楽しむのと同じく、自転車ウエアも楽しむ
ウエアにも流行りがある。

プロ選手のソックスは、全員エアロ生地

え?そうなの?知らなかった…
ソックスは時代を彷彿とさせる
ウエアが風になびいたらそれはダサい
主流は超タイト
とにかくタイト。
上も下もぴったりしてるのが最近の特徴。
自分のウエアが風でパタパタするようなルーズフィットなら、
それはヤバい
例えるなら、バブル時代のやたらとV字ラインが入ったスキーウエアを今着てるのと同じ。
今、袖口にゴムが入ってるウエアを着ていたら、確実に整理対象。
実際に着ていても、だれにも指摘されないかもしれない。
それは、指摘できないほどダサいということ。
レーパンと違って、この手の古いジャージは持ちがいい。
10,000円以上もするウエアだから丈夫。
伸びるわけでもないし、生地が薄くなっちゃうわけでもない。
だから、めっちゃ古くても余裕で着られる。
だから、捨て時がわからない。
転んで穴でも開かなければ、代える必要がない。
それがまた落とし穴。
肌の露出度が下がってる
トップスの袖、ボトムスの丈、ソックスの丈。
すべて長いのが今の特徴。
写真のマチュー・ファン・デル・プールを見ていただきたい。
肌の露出が少ない。
きっとエアロ効果を狙ったもの。
その恩恵を受けるのが目的ではないけど、これが今のデザイン。
袖が二の腕の半分くらいの長さ、
レーパンが太腿の半分くらいしかなかったら、
それはヤバい
今どきの男子小学生が、1980年代の超短い短パンを履いているようなもの。
ちびT着て街を歩いてる感じ。
ただ、今時のトップスの袖だと普段着のとき、日焼けの差を隠せない。
変な人になっちゃうのが困る。
別にいいけど。
ワンピもあり
上と下がつながったワンピース。
トラックレースやシクロクロスでは正装。
「特にレースにはでないよ」って人でも、いまどきはワンピの普段使いはアリ
今のワンピは快適に作られている。
まずポケットが付いている点が違う。
ポケットさえあれば、トレーニングで使える。
昔ながらのワンピは結構窮屈だった。
前傾姿勢になった時にシワが寄らないようになっているから、上体を起こすときにキツイ。
でも、今のやつは裁断が工夫されていて、苦しくない。
どんな姿勢でも肌に追従してくれるからワンピは疲れにくい。
ゆったりサイズで風を受けてパタパタしてるなら、余分に疲れてる。

カペルミュールは、カスタムウエアを展開する国内ブランドのWAVE ONEのブランド。
高い品質には定評がある。
落ち着いたデザインは、コンビニによっても違和感がない。
昔のウエアはやたら派手だった。
これなら、自転車認知度が上がった今なら、どの店にも入れる。

ブラックのパンツと合わせれば、かなりハイセンスに仕上がる。
WAVE ONEは、価格と品質のバランスが優れてる。
高級ブランドのウエアは価格が跳ね上がるが、品質が比例するとは限らない。
堅実なWAVE ONEは、やや流行を取り入れるのが遅めではある。
が、流行を取り入れたWAVE ONEの商品は初心者におすすめできる。
案外ウエアは進化してる
襟はいらなかった
いまのウエアには襟がない。
これに気づいていなかったら、それはやばい。
僅か数センチの差が、快適性に大きく影響する
クソ暑い昨今の夏は、血管が集まる首周りには何もないほうがいい。
この差は、意外にも大きい。
購入検討しているモデルが、襟無しかどうかはチェックしたほうがいい。
暑さ以外にも、前傾姿勢を強いられる自転車のフォームには、襟なんて邪魔なだけ。
逆に冬は襟が高いとあたたかい。
この部分は、予想以上に気温に敏感。
ピチピチのほうが暑くないのはなぜか
タイトフィットのウエアを着ていると、ジッパーを開けてヒラヒラさせる機会が圧倒的に減る。
古いルーズフィットウエアなら、走り出してすぐさまジッパーを開けて走りたい。
それほどに暑い。
でも、ピチピチウエアは暑くない。
これはいったいどういう事なのか


- 黄色の線がウエアのライン
- イラスト左の赤い部分が、従来のウエアで発生する「デッドエア」
従来のウエアは、肌とウエアに若干の隙間がある。
ウインターウエアの「デッドエア」と呼ばれる保温のポイント。
冬だったら閉じ込めて出られない「デッドエア」があたたまることで体感温度に差が出る。
従来のウエアでは、これと同じ状況が夏のウエアで起きているのではないか?
冬ほど、強力なデッドエアでないにしても、クソ暑い夏に肌の直下で空気が温められたら暑いはず。
タイトフィットのウエアなら、その状況にはならない。
技術の進歩を感じよう
生地の進歩はすさまじい。
見た目は変わらないけど、地味にスゴイ。
せっかくだから、進歩したウエアで快適にサイクリングしたい。
裁断だって、昔とはエライ違う。
格段に動きやすくなってる
自転車を動かしているのは人。
デザインだけでなく、機能面だけを見ても最新ウエアにする価値はある。
関連記事>>>【サイクリングベスト(ジレ)】重宝しすぎるアイテム【春秋必須】
古い自転車ウエアとバブルスーツの関係
適度に流行を追う
マイナースポーツの欠点。
それはあこがれの選手がいないこと。
どうしても視野が狭くなりがちで、プロ選手に興味を持っている人が少ない。
だから、自分が良ければそれでよし。
着ているウエアが、超絶ダサいことに気が付かない人は山ほどいる
ある程度は、トレンドにのりたい。
サッカーだって、野球だって、トレンドのウエアはある。
自転車も同じ。
ソックスの丈がマジでくるぶし
写真は最先端のソックス丈。
長い。
さすがに絶滅寸前だけど、まだいるソックスくるぶし族。
これは相当ヤバい。
時代とのズレがハンパない。
袖丈やレーパンの丈の比じゃない。
ソックスくるぶし族は、かならず自転車歴が長い。
ここ3~4年で自転車を始めた人が、くるぶしソックスを履かされたら、きっと違和感を感じる。
もう、ダサすぎて文章にできない
今どき、くるぶし自転車ソックスは売ってない

一体何年使ってるんだ…
モッタイナイからと言って、普段着用のソックスを履いてはいけない
結構いる。
こういう人。
しまむらとかで買っちゃったソックスの人。
速攻でバレる。
高級バイクなのに、そこはケチっちゃう。
ベンツでGU来てる感じ。
でも、本人は全く気付いていない。
すでに、プロ選手の間ではくるぶしから上は、エアロ生地で作られているソックスが定番。
決して普段着ソックスで兼用できない。
エアロソックスは高価だけど、見た目が一気に今風になる。
オシャレは足元から。

シリコンのシューズカバーで有名なヴェロトーゼのソックス。
今、最先端の長さのエアロソックス。
自転車以外に気を配ろう
自転車パーツなら、みんな最新モデルをつけたがる。
電動が流行れば電動。
パワーメーターが流行れば、みんなパワーメーター。
いまごろ、
- サンマルコ ロールス
- スピナジーホイール
- スピナッチ
こんなのつけているひとは、見かけない。
ところが、ウエアは違う。
時代遅れウエアを着ている人は山ほどいる。
いかに、自転車ウエアが軽視されているかが伺える。
Raphaのような高級ウエアが流行るのはごく一部で、全く気を使わない人がその他大勢。
新しいデザインと最新の素材に触れてしまえば、きっと戻れない
関連記事>>>【ロードバイクソックス】おすすめ厳選3ブランド【初心者に見えないコツ】

最先端の長さでありながら、エアロソックスよりも扱いやすい、通常の素材を使用したソックス。
流行りの長さ初心者におすすめなモデル。
まとめ
ウエアが風になびいたらそれはダサい
エアロフレームのバイクに乗っていて、ヒラヒラジャージだったらアウト
案外ウエアは進化してる
着られればいい。壊れてなければいい。これだと楽しさ半減。
古い自転車ウエアとバブルスーツの関係
自転車ウエアだって、普段着と同じく気を使おう!
コメント
> さすがに絶滅寸前だけど、まだいるソックスくるぶし族。
はいワタクシです(笑)
いや,これも初耳
しかも「ロールスって結構良かったよなぁ」とかふと思い出して,昔のパーツセットが入った段ボールの中から発掘してきたばかりでした!.
なんか自分のことを指摘されているようだ
> 昔買ったウエアをいつまでも着ている人がゴロゴロ
37年前,中学生のときに買ったLOOKのウインドブレーカーがいまだに現役ですが何か?
ウエアも昔とそんなに違うもんですかねぇ
もう「レトロ趣味」っていうことで言い訳するしかないかなぁ
決してそんなつもりは無いのだけれども(笑)
Silicate_melt様
コメントありがとうございます!
昔を否定する趣旨ではないんです。
知名度が上がってきて、うれしいんですが、人気イベントが嫌いだったりします。
レースも昔から変わらない小規模のレースしかでません。
自転車はながーく楽しめるスポーツです。
いっしょにながーく楽しみましょう!