オレはロングライド派だから、集団走行とか興味ないね
それはもったいない。ランニング的な楽しみ方もアリだけど、自転車はスピード感を楽しみたい
ロードバイクを買ったら、どこか遠くへ行きたくなる。
近所の山に登ってみたり、車で行ったあの場所に、自分の足で行ける達成感。
一人で走っても十分に楽しめるロードバイクは、それだけで終わってしまうひとも多い。
知らない仲間に入るのは、勇気が必要。
わざわざそんなことしなくても楽しいから、今日もまたお一人様ライド…。
実は、ロードバイクの楽しさの大部分は、集団走行と言っても過言ではない
そんなこと言っても、
- どこで集団走行できるの?
- 初心者はじゃま扱いされそう
- 暗黙のルールとかあるんじゃないの?
とにかく謎が多いロードバイク集団走行…
でも大丈夫。
マイナースポーツやってるみんなは、みんなトモダチ。
守るべきマナーを心得れば、だいじょうぶ。
集団走行って、想像以上に魅力的。
まずはクラブチームに参加しよう!
クラブチームってなに?
だいたいバイクショップが中心となっている場合が多い。
いわゆる販売促進。
スポーツバイクばっかり置いている個人店にはだいたいチーム的なものがある。
小さいお店は、買わないと出てこれないみたいな雰囲気がめっちゃするので、正直入りづらい。
でも、そこは勇気を出して入ってみるしかない。
バイクは通販で買ってたとしても。
店員さんに聞く
みんなで集まって走ったりしてますか?
ここまで来たら、その週末は自転車パラダイス。
日曜日に早起きして集合場所へ向かっているはず。
仲間が集まりだして、目的地もわからず走り出す。
だんだんスピードが上がり、1列棒状に。
そしてローテーション開始。
(ローテーションとは、先頭交代のこと)
初心者のありがちなパターン
先頭交代に加わることを遠慮する
最初は仕方ない。
でも、慣れてきたらローテーションに加わってみる。
1度先頭にでるだけでも、いままで一人で走っていた感覚とは別物なのがよくわかる。
一人では出せないスピード。
先頭で引いているときと、後ろにいるときの空気抵抗の差。
300kmソロライドを完走しても味わえないこの感覚。
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最低限のマナーはこれ
集団の中では、好き勝手な走りをしてはいけない。
勝手な行動は、集団全体を危険にさらすことになる。
一人で走るのとは、大きく違うことを十分に意識する必要がある。
- スピード調整のブレーキは厳禁
- ホイールベースを意識した先頭交代
- サイコンの凝視
1.ブレーキをかけない
集団では前を走っている人が、突然減速しないことを前提に、ピッタリとくっついて走っている。
だから隊列で進んでいるときに、ブレーキをするなんてもってのほか。
とくにスピードが上がっているときには、ペダルリングする足を止めることすら危険。
スピードをコントロールするときは、回転を緩める。
ペダルは回したままで、ほんの少しだけ力を抜く
マスターすれば、集団での走りがグッと楽になる。
2.サイコンを見すぎない
サイコンとはサイクルコンピューターのこと。
特に先頭に出たとき、頻繁にサイコンを見て前は見ないひと。
サイコンなんか見なくていい
先頭役は、突然の路面のギャップを後続に知らせないといけない。
サイコンを見るなら、スピードを維持できているかをチラッとみる程度。
前方の危険をいち早く知らせるのが第一。
”あぶないやつ”にならないように、スピードを一定に保ちつつしっかりと前を見ること。
3.後輪は案外後ろについている
車で高速道路を走っていて、前の車を追い越したあと。
追い抜いた車から、ある程度の距離があることを確認して走行車線に戻るはず。
これと全く同じ。
しっかりと車体全部が前に出てから、隊列にもどること
後輪は、想像以上に後ろについてる。
先頭交代で前に出たはいいけど、すぐにラインを戻すのはあぶない。
自分のリアホイールと、すぐ後ろを走る人のフロントホイールがぶつかる危険性がある。
急なライン変更をしないのが鉄則。
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集団走行ってココがすごい
後ろについて力を温存する
先頭に出るまでは、風を避けているので自分の力を温存できる。
まずは自分の力を温存できていることを、じっくり味わいたい
スピードが上がれば上がるほど、後ろについているメリットがある。
一人では到底出し続けられないスピードで走ることができる。
しかし、集団のスピードが上下するタイミングを観察する必要がある。
赤信号で1分後に止まることがわかってるのに、アクセルを踏み続けると燃費が伸びない。
集団の動きを観察すると、さらに省エネ走行が可能になる。
スピードが上がる場面でも、ついていけるようになる。
できるだけ近づく
なぜ、前走者にできるかぎり近づかなくてはいけないか。
空気抵抗を減らすため。
前走者との間が開けば開くほど、ソロライドと同じ。
しかし初心者は、なかなか前走者に近づけない。
- 怖い
- ブレーキされちゃったらどうしよう
- どのくらいまで近づいているのかわからない
ひたすら慣れるしかない。
集団走行がうまくなればなるほど、省エネ走行ができる
一人では練習できないので、みんなと走って慣れるしかない。
同じ力でもスピード領域の違いを感じる
集団で走ると、一人で走るより平均スピードが上がる。
一人でも数十秒ならそのスピードを出せる。
でも集団なら数分、もっと長い間を高いスピードで走ることができる。
集団で走ると、スピード感が違う。
自分が出している力と、出ているスピード感にズレが生じる
このズレがおもしろさにつながっていく。
プラシーボ効果で、機材のわずかな違いを感じたような気になっているなら、集団走行に参加したほうがいい。
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まとめ
まずはクラブチームに参加しよう!
ここをクリアできない初心者は意外に多い。サイクリストはみんなトモダチ。
最低限のマナーはこれ
センパイの動きを観察しよう。そのうちわかる。
集団走行ってココがすごい
機材の差よりも、集団走行と一人で走ることの差ってめっちゃすごい。
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