【ピストバイクのススメ】効率のいいペダリングの為にすること【固定ギアは別世界】

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ピストってトリックとか街でよく見かけるやつでしょ?

この記事は街乗りピストじゃなくて、競技用のピストのこと

ピストがペダリング改善に役立つことは、古くから言われている。

ツール・ド・フランスに次ぐ規模で開催される、イタリア一周レースの「ジロ・デ・イタリア」。

1990年の同レースで、総合50位をたたき出した市川正敏氏が雑誌でピストを勧めていた。

「冬はロードバイクに固定ギアのホイールを取り付けてトレーニングするべき」

(リアハブの改造方法まで書いてあったような気がする)

自分の力を100%引き出すことは案外難しい。

心肺機能が高いのに、メンタル面でブロックしてしまうことがほとんど。

さらに、ペダリング技術面でのロスも大きい。

高校や大学でピストに出会わない限り、大人の趣味として不人気なピスト。

ところが、自転車の基本が詰まった完璧なトレーニングマシン。

電動シフトや高級サイコンを買うぐらいなら、ピストバイクを検討すべき。

そんなものを買ったところで、大した変化はない。

  • レバーがボタンになるだけ
  • 画面の中にいろいろ表示できるようになるだけ

自転車を速く、快適に乗れるようになるにはペダリング矯正が重要。

さらに固定ギアのダイレクト感は、乗り物として単純に楽しい。

電動シフトを揃えられる予算があるなら、ピストなんて余裕で買える。

固定ギアの楽しさを知らない自転車ライフなんてもったいない。

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固定ギアはそう簡単に回せない

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ペダリング原則

様々なペダリング理論が存在する。

引き足を使わないペダリングも、提唱されている。

しかし、ここではトラディショナルなペダリング理論を取り上げる。

  1. ぺダルは丸く回せ
  2. 上死点、下死点の通過を滑らかに
  3. 膝を高く保て

上記をきちんとできるようになると、チェーンのテンションが一定に保たれる。

テンションが一定でないとすると、スピードに落差が生じる。

この点が、力の伝達をするのに非効率な理由。

フリーギアでは一生気付けない

フリーギアは、ロードバイクのようにペダルを止めてもホイールは回り続ける。

リアハブの中にラチェットが入っているため、この動作を実現できる。

動画で説明があるように、ペダルに一番力が入れにくいポイントをどう通過するか。

なめらかに通過できれば、チェーンのテンションは保たれて、伝達効率が上がる。

たしかに、その通り。

しかしフリーギアは、この難しさをなくした画期的な構造

だから、フリーギアに乗っている限り、チェーンのテンションがどうのこうのは、非常にわかりにくい。

上記の理由で、フリーギア(ロードバイク)は、ペダリングを改善するのに難しい。

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固定ギアとはなにか

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究極の高伝達率

文字通り、ギアはハブに固定されている。

だから、ホイールの動きとクランクの動きは同じ。

ホイールを前後に回転させると、クランクも前後に動く。

  • ということは、ペダルに力を入れにくいポイントを通過する際も、クランクは同じ速度で回る
  • ということは、ホイールも同じ速度
  • ということは、ロスがない

クランクの動きと、自分自身のペダルを回す動作が一体化することで、理想のペダリングが完成する。

ロスが無い理由は、ほかにもある。

  • リアメカが無い
  • チェーンの屈曲箇所が少ない
  • チェーンが短い・太い

フレームの違いによる、反応の良し悪しのレベルではない。

たとえば、スプリントしたときの進み具合が全く違う。

力がダイレクトにホイールに伝わることがよくわかる。

ロードバイクとは、走行感が全くの別物。

ダイレクト感が格別。

ギア付きフリーギアの構造自体が、ロスの原因出ることがよくわかる。

それに付け加えて、自分のペダリングで推進力をロスしたくない。

トラック選手のペダリング

ペダルを回す能力の高さと、高い出力が一体にならないと出せないスピード。

ほぼ同じ体形なのが、ボディービルダー。

同じ出力を出せてもペダリング技術がないと、このスピードはでない。

トラック選手がロード選手に転向することは、少なくない。

元トラック選手が、比較的すぐ結果を出せるのは、基礎がしっかりしているから。

逆に言うと、基礎がしっかりしていないと、ピストバイクは乗りこなせない。

フィジカルトレーニングばかりに気を取られがち。

スキルを上げることも忘れずに。

ピストにただ乗っているだけでは、改善は難しい

でも、ピストに乗れば、正確なペダリングが出来ていないことを把握できる。

そして、それを直すことに意識を向けられる。

やがて違和感なく乗ることができれば、それは改善された証拠。

初めて自分の力を発揮できる状況が整う。

関連記事>>>【重いギアを軽く回したい】本当に軽いギアは楽なのか?【軽いギアの落とし穴】

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トレーニング用と割り切るピストバイク

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あくまで、トレーニングとしてのピスト選び。

安いので十分。

高額なロードバイクパーツを買う計画があるなら、是非とも検討してほしい。

  • 電動シフト化しても、速くなるわけではない
  • 高額なサイコンがあっても、結局表示されるものは数字や地図
  • 新しいカーボンバイクは、だいたいみんな同じ形で、だいたいブラックで代り映えしない

投資するならワクワクするものにしたい。

固定ギアは、普段の道を劇的に楽しくさせる。

この新感覚は、自転車ライフを劇的に変える。

平凡なアップダウンコースが、魅力的なコースに感じる。

しかも、ペダリングが改善されロードバイクに乗った時、成長した自分が見られる。

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まとめ

固定ギアはそう簡単に回せない
ペダリングは簡単に見えて奥が深い

固定ギアとはなにか
予想をはるかに超えてくるおもしろさがある

トレーニング用と割り切るピストバイク
トレーニング用だからやすいやつでいい。でもめちゃくちゃ楽しくなる。

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