【ロードバイクホビーレース】実はホビーレースにチームプレーは存在しない

スポンサーリンク
ホーム » レース » 【ロードバイクホビーレース】実はホビーレースにチームプレーは存在しない

プロのレースを見てるとゴール前のチームプレーに圧倒されるなー

ロードバイクに興味を持ったら、とりあえず映像を見てみるのがツール・ド・フランス。

平地のレースだと、最後の数キロはチームの隊列がいくつもできて凄まじいチームプレーが展開される。

逃げ集団が形成されても、スプリンターがいるチームが、無理やり集団ゴールにさせるがごとくチームプレーが炸裂する。

そして、スプリンターが手を上げてフィニッシュ。

ゴールまでには、様々な展開があるのがプロレース。

「自転車ロードレースは、実はチームスポーツなんです」

こんな解説を真に受けて、ホビーレースに出てはいけない

大前提として、チーム参加していない。

チームで参加して、勝利をアシストしても賞金山分けの賞金がない。

ホビーレースとプロレースは全く別物

ホビーレースは完全に個人戦。

だから戦い方もまるで違う。

ゴールスプリント以外の戦術は2つだけ。

  • 集団からアタックして逃げる
  • 集団内で足を温存

ホビーレースでありがちなのが、集団を無駄に引くこと。

誰も逃げていないのに、なにかを追っている。

実は、ホビーレースの展開は実にシンプル。

スポンサーリンク

プロレースは参考にならない

Embed from Getty Images

ツール・ド・フランスみたいにならない

1日150~200㎞で20日間のプロレースと、わずか30㎞のホビーレースは全く別物。

同じ自転車レースとはいえ、野球と卓球ぐらい違う。

レース解説者が、いくらレース展開を説明してくれても、ホビーレースには応用できない。

パレード走行なんてないから、ホビーレースはスタート直後から猛烈ダッシュ。

誰かと逃げ切ろうということではなく、ダッシュしたいからダッシュする的なやつ

それに対して、集団が静観するなんてこともない。

つられてペースアップするのみ。

各選手の思惑が入り混じることはなく、なんとなく前の人についていくのがホビーレースの現。

みんなひとり

そもそも、大体が一人参加。

もしも同じチーム員が集団にいたとしても、それぞれがいいリザルトを残したいから走っているわけで、アシストする意味がない。

アシストするのは、賞金を山分けとか自分の収入が増やすため。

ホビーレーサーにそんな概念はない。

ホビーレースは、全員がエース

ホビーレーサーは自分がエースであることに気が付かないと、レースの楽しさが半減してしまう。

シンプルな思惑

全員が優勝を狙っている前提なのがホビーレース。

いくらプロのチームプレーを見て感動して自転車レースを始めたとしても、ホビーレースは別物。

もしも大クラッシュが発生し、3人だけになり、そのうちの1人がチームメイトだったとする。

果たしてゴールスプリントでチームメイトをアシストするだろうか。

全力で勝ちに行くはず。

プロレースで、これをやったら大ブーイング。

でも、これがホビーレース。

だれのアシストに回ることもない、みんながエース。

関連記事>>>【ロードレースライブ】日本語解説がない落とし穴【実は難解な競技】

スポンサーリンク

集団を引く意味

Embed from Getty Images

なぜ集団を引くのか

ホビーレースでよく見る光景。

だれも集団から逃げていないのに、先頭をガンガン引いている人。

完全に気持ちよくなっちゃってる。

  • オレの前には誰もいない
  • オレの後には大集団
  • 気持ちいい…

恐らく、これらが集団を引いている理由。

集団を引く意味を捉えていない。

ツール・ド・フランスで、アシストがガンガン集団を引いてたシーンを見て、

「集団を引くってスゴイ、かっこいい」

と思ったからかもしれない。

ロードレースはそんな単純ではない。

集団を引かないのは当たり前

集団がまったりしたスピードでレース進行していると、「誰も集団を引かない!」って怒ってるひと。

これはお門違い

「集団を引く」これは一体どういうことなのか。

チーム戦であれば「集団を引く」という行為が成り立つ。

逃げの集団にはDチームが誰も入っていない。

このまま先頭3名が逃げを決めたら、Dチームは優勝はおろか、表彰台すらあがれない。

だから、Dチームのアシストが自分を犠牲にして、集団の前を引き3人を捕まえる。

捕まえたら、Dチームにも優勝の可能性がでてくる。

そうして自分たちのチームも勝つチャンスを得る。

この時「集団を引く意味」が発生する

でもホビーレースは全員がエース。

だから、逃げ集団が発生していない場合、メイン集団を引く行為はなくなるのが自然。

集団の先頭は気持ちいい

みんな先頭に出ると気持ちよくなっちゃう。

まるで集団を支配しているような感覚。

そして、何の意味もなく先頭を引く。

スプリントに自信があれば、最後のための位置取りに専念する必要がある。

逃げて勝ちたいなら、集団からアタックするしかない。

もちろん逃げグループ内では、利害関係が一致してるので前を引かなくてはいけない

なぜ、集団を引く必要性があるのか考えくてはいけない

理由が思いつかなければ、気持ちいいから引いてるだけになる。

闇雲に集団を引いているのなら、レースを知っている人に利用されている。

関連記事>>>【これだけは守れ!】謎だらけのロードバイク集団走行ルールを初心者向けに解説

スポンサーリンク

大切なのは紳士な個人プレー

Embed from Getty Images

剥き出しの本能

ホビーレースの醍醐味は1円ももらえないのに、いい大人が闘志むき出しで走ること。

だけど、危険を冒してはならない。

時には闘志を引っ込めることも大人のルール

集団内での無理な動きは、大人としてはずかしい。

夢中になられるのは素晴らしいけど、集団走行していることを忘れてはいけない。

人を巻き込むことを忘れてはいけない。

趣味だから大切な紳士協定

最後の集団スプリントをねらうにしても、一度も集団の前に出てこないのは紳士協定に反する。

その時の集団を引く意味は「先頭責任を果たす」。

トラックレースの種目で、今ではあまり聞かない「4000m速度競争」という競技がある。

レース終盤までに1度先頭に出なければ、最後のスプリント参加資格がないというルール。

これと同じ。

  • 逃げの集団に入りながら、先頭交代に加わらなかった、又は加われなかったとしたら最後のスプリンに加わらないのが礼儀

利害関係が一致しているのに、協力できなかったことに反省したい。

気持ちよく譲ることが、趣味を楽しむうえで必要なこと。

大人のルールを守ればノークラッシュ

むき出しの闘志をすこしだけ引っ込めることで、クラッシュの危険性は低くなる。

クラッシュしたくないのは全会一致。

だからレース中でも、時には譲り合いが大切。

前の人との間隔ももう少し開ければ、ハスることもない。

余裕がなくなると、ギリギリをねらいがち。

趣味であることを忘れずに。

安全第一で楽しみたい。

関連記事>>>自転車レースはツール・ド・フランスだけじゃない!

スポンサーリンク

まとめ

プロレースは参考にならない
   距離、展開、すべてにおいて違いすぎる。

集団を引く意味
   頭の中が空っぽで、無意味に集団を引いてはいけない。

 大人のルール 
   生活がかかっているわけじゃない。安全最優先。

コメント

タイトルとURLをコピーしました