何のスポーツでもフォームって大事。
そんなことわかってる。
野球とかテニス、ゴルフならフォームが重要というのは一般的な話。
でも、自転車となると雑誌やネット記事で取り上げられるほど、大事さは伝わっていません。
その原因は「スポーツとしての自転車」が浸透していないから。
高級バイクで走っている人も珍しくなく、今となっては完全なマイナースポーツとは言えないほど普及しつつあるスポーツバイク。
でも、ママチャリの延長線上で、自力でどこか遠くに行く移動手段のイメージが抜けきれない。
スポーツとして自転車に乗るならフォームはとっても大事。
この記事ではフォームの修正箇所ではなく、フォームに対しての意識付けにフォーカスします。
ロードバイクに乗ってる時、フォームチェックしてる?
日本において、マイナースポーツであることが、フォームを軽く見ている原因。
なぜか。
憧れて始めるわけじゃないから。
これだけ動画や有料放送で、自転車レースを見られる機会が増えましたが、実際に見ている人はごく一部なんじゃないかと思えるほど、レース仲間の会話でもレースの話にはなりません。
だから、あの選手のフォームをまねしてみようとか、この選手のフォームがカッコいいなんて思って、自転車を始める人なんて、めちゃくちゃマイノリティー。
フォームの大切さに気が付いた人でも参考にするのは、教本的なやつかHOW TOものの動画。
フォームってイメージが大切なのに、これだと必死で頭で考えるようになっちゃう。
参考記事>>>ロードバイクでダンシングする時のバイクの倒し方
ゴルフやテニスだったら、当たり前なのに
野球やサッカーなら、有名選手のフォームの物まねをして、笑いや関心を共有できます。
でも、マイナースポーツだと有名選手が有名じゃない。
自分がやっている種目のトップカテゴリーのレースすら見ない。
自分しか興味ない。
ビギナーと走りに行くと、何キロ走ろうがシッティングのみ…
「立ち漕ぎのことをダンシングって言って、織り交ぜると体のストレスを緩和できたり、体重を使ったペダリングができるようになるよ」
なんて説明しても、真剣にやってみる人なんてほとんどいません。
そこには「走れるからいいじゃん」があるのでしょう。
たしかに、ダンシングしなくたって前には進むし、難しい事考えずに乗りてーんだよ!というのも、わからなくはない。
でもこれが、ゴルフだとしたら素直にフォームのアドバイスを黙って聞くはず。
自転車だって同じ。
身近な乗り物で、スポーツバイクが文化として浸透してないから、移動手段との垣根が曖昧なんです。
実は、ただ前に進んでいるわけじゃなくて、そこには力をロスしてしまう要因がいくつもあるわけです。
観察とイメージ
教本を見るのではなく、トップ選手をまねしてみることを、強くおすすめします。
レースの動画をいろいろ見てみて、カッコいいフォームをしてる選手を見つけると話が早い。
「その選手になりきって走ってみる」
これが一番重要。
レース動画をあまり見たことない人向けに、ダイジェスト動画を一つ。Mathieu van der Poel(マチュー・ファン・デル・プール)のフォームは実にカッコいい。
メジャースポーツでは当たり前のことが、マイナースポーツでは全くの無視。
自分のフォームをチェックすることは、改善の近道なので仲間に並走して撮ってもらうのも、かなり効果的。
参考記事>>>ペダリング効率の上げ方6選!パワーロスを防ごう!
まとめ
- フォームを軽く考えてはいけない
- フォームを重要視するのは、メジャースポーツなら普通のこと
- お手本は教本じゃなくて、プロ選手
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