インターバルトレーニングを一生懸命やってるのに、なんとなく速くなっている気がしない。
若いころは苦しいトレーニングを積み上げれば、強くなっている実感がしたのに、歳のせいかあんまり実感がわかない。
それは、ペダリングロスを改善することが第一歩。
フレームの剛性とかパーツの軽さを気にする前に、エンジンである体の使い方にもっと注目しましょう。
1分間に90回転も回すわけだから、1回のペダリングで起こるロスの影響はかなり大きい。
ペダリングについて意識を向けることだけでも、効果があることまちがいなし!
この記事では、ペダリングのロスを最小限にとどめる方法がわかります。
ペダリングのコツ。自分の力を引き出す。
スポーツバイクを始めたばかりのころは、ただ乗っているだけで楽しいものです。
そしてだんだんと、機材にも興味が湧いてきて、軽量化、剛性なんかを気にしながらパーツをグレードアップしたりする楽しみが出てきます。
いっぽうで、フォームやペダリングについては、おいてけぼりになりやすい課題です。
さらに、仕事での責任が増えるけど、練習量は増えない、むしろ減っている働き盛りの40代は、若いときのような高負荷トレーニングをしたからといって、結果が付いてくるというものでもありません。
プロ選手ではなく、別の仕事を持っているわけですから、常にバランスは大事。
そこで、今持っている力を最大限に引き出すことで、パフォーマンスを上げていきましょう。
それには、無駄な力を使わないように意識を持っていく事です。
ロスがでやすいシーンとは、
- 路面が荒れている
シクロクロスを例にとると、ボコボコした路面では集中力が路面をとらえる方に向いてしまい、効率のいいペダリングができなくなってしまいます。
でも、ペダリングにとって勝負所。
ここで差が付くんです。
- 心拍が高い
心拍が高いのは言うまでもなく、苦しい状態なのでフォームがめちゃくちゃになりがち。
それでも一番効率よく走りたい場面です。
だれでも苦しければ、ペダリングもフォームも乱れます。
でも、だれもが乱れるところで、乱れないようにすると一歩抜きんでるわけです。
インターバルトレーニング中でも、ロスがないペダリングを意識することは大切です。
では、どのような意識をすればよいのか。
長いクランクをイメージ
実際についているクランクよりも、だいぶ長いクランクが付いていることをイメージして回すこと。
こうすることで、
- 自然と膝が高い位置で保たれる
- カカトが下がりにくい
- ロスが大きい上支点、下支点の通過もスムースになる
これはトラックレースを走る大学生から聞いたアドバイス。
いままでは、膝を高く保つイメージで回していました。
でも、このイメージだと場合によっては、引き足に力が入りすぎる可能性があります。
あくまで回すことをイメージしないとギクシャクしてしまいます。
長いクランクが付いているイメージで回すとどうなるのか?
上支点、下支点について>>>シクロクロスとピストが、ごまかしがきかない理由。
膝から上で回す
長いクランクをイメージして、大きく回すと大きい筋肉を使えるようになります。
踏み込むときにカカトが下がると、ふくらはぎに負荷がかかりませんか?
これだと膝から下の小さい筋肉がメインになってしまいます。
さらに足その物の重さも利用できていません。
オフロードや急こう配だと、カカトが下がりやすい傾向にあります。
いくらオンロードできれいにクランクを回せても、オフロードを走っていないと、うまくペダリングができません。
オンロードでは、ほぼ無縁の「トラクションコントロール」(スリップしないようにグリップを利かせながら力を加減すること)をしないと登れない場面が多々あります。
この時に、カカトが下がりやすいので注意しないといけません。
やはりシクロクロスやMTBを走るのであれば、普段からオフロードを走ってロスのないペダリングを意識する必要があります。
足の重さを利用することについて>>>理想のケイデンスは高回転それとも低回転?問題。
まとめ
- 興味がなかった人、伸びしろが少ない人はロスを少なくすることを考える
- 実際のクランクよりも大きく回すイメージを持つ
- 膝から上を意識して大きい筋肉を使う
明日からバイクにまたがるだけで課題が山積みで、たのしいバイクライフが始まります。
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